【キシャメシ】阿賀野市の新たな名物、瓢家の重量1キログラム手作りプリンがおじさんをダメにする
こだわりのプリンは売り切れの場合もあるので、電話を入れてから行くと確実
老若男女通じて「プリンだけは苦手でね」などという人は会ったことはなく、もしそんな人がいたらそれこそ落語のような話ではないか。記者も当然、プリンには目がない。
「キシャメシにプリンはどうなのか?」という声も理解できる。ただし本日紹介するプリンは本気で完食すればマジで1食にも相当する満足感を得られよう。完食しようという人がいたらの話だが。
阿賀野市の旧笹神村にある瓢家という老舗割烹が製造販売する「横渡家のプリン」が新潟のスイーツ界隈でかなり話題になっている。割烹瓢家や道の駅阿賀野で販売されているのだが、驚くのはそのサイズ。なんと総重量1kgというボリュームなのだ。
阿賀野市の旧笹神村にある割烹・瓢家
とりあえず電話を1本入れて阿賀野市の瓢屋に向かうことにする。旧笹神村の住宅密集地に忽然とある割烹瓢家で、このこだわりプリンが販売されたのは約8年前。そのサイズ感もさることながら、このプリンが実に美味いと聞く。
店の玄関で、女将さんらしき方からプリンを手渡される。いや想像以上だこれ、ずっしり重い。今まで人生の中で出会ったプリンの中では最重量に違いない。
横渡家のプリン(税込1,200円)重さ1kgはおじさんの長年の夢をかなえるに十分なサイズ
「横渡家のプリン」(税込1,200円)はタッパーウェアに入った状態で売られている。手作り感満点のビジュアル。原材料欄には「鶏卵」「牛乳」「砂糖」のみとシンプルな構造。こういうのが逆に良い。我々50代のプリンラヴァ―達は総じて近年主流となりつつ「とろとろプリン」を認めたがらない。その昔、街のパーラーで食べた「プリンアラモード」のプリン、卵の風味が残るしっかり固いプリンが大好きだ。あの「昔のプリン」を腹いっぱい食べる、という禁断の夢を見続けて数十年。ついに「大人買い」からの「大人喰い」が実現する。
待ち遠しい気持ちとともに家に帰り、すぐに適度な皿を用意。これが「トロトロ系」なら、皿に移した時点でジ・エンドだ。
サイズ感がわかりにくいが、相当な大きさだ
緊張がよぎったのち、皿にあけると「ぷりーんっ」と揺れながら、自らの重量で幾分沈みつつも形を保持するではないか。ん-たまらん。
もういてもたってもいられない、スプーンを入れて一口。あーこれ、完全にプリンアラモードのプリンだ。懐ウマ!最高だよこれ。この最高が、なんと1kg目の前にある。考えてみれば製造元は割烹料理屋、これまで数え切れない茶碗蒸しを作ってきたに違いない。その技術が活きているはずだ。
どーん!
「ちゃんと固い」昔ながらのプリン
もうね、どんどん食べ進めて、気が付けば半分以上いってもうてる。美味い。50代男子がイメージする理想のプリンに他ならない。玉子の風味が活きている。今日はプレーンな昔プリンを楽しんではいるが、この固さなら、上にいろいろデコレーションするのも楽しいじゃないか。
最高!ノスタルジックな理想のプリン
さすがに3分の2食べたところでプリンをタッパーに帰すこととした。おじさんとプリンのこの絵面はなかなかむごい、そう思うと「いったん帰そう」という気になった(明日食べるのだが)。
「プリンを愛する兄弟たちよ、阿賀野市にはすごいプリンがあるぞ」と声を大にして叫びたい気分だ。
(編集部I)
【割烹 瓢家】
阿賀野市笹岡252
営業時間 9:00~23:00
定休日 不定休
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