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茅ヶ崎市 中学校給食全校で開始 目指すは喫食率75%

タウンニュース

給食を食べる生徒たち

茅ヶ崎市立西浜中学校で5月26日、給食がスタートした。これにより、市立中学校全13校での中学校給食が開始となった。昨年10月に先行した6校の昨年度の中学校給食喫食率は61・9%だったが、市は75%を目指す。今後は夏休み前に再びアンケートを行い、献立などに生かす形で満足度の高い給食を目指していく方針だ。

同市立中学校では昨年10月に学校設備の整った6校で先行して給食の提供がスタート。残り7校では今年5月から順次開始され、このほど全校で完全給食となった。5月以降の給食対象者数は6641人(4月時点での給食予約システム登録者数)となる。

当日同校の1年1組では、31人中20人が給食を注文。おかわりを希望しじゃんけんをする生徒の姿も見られた。同組で生徒と給食を共にした竹内清教育長は「給食も弁当も、みんなの健やかな成長を願い作ってくれているから大切にしてほしい」と生徒に呼び掛けた。また、「コロナ禍もあり待ち望んだ給食がやっと全校開始となり感慨深い」と話した。

市中学校給食は、国の基準に基づく適切な栄養の摂取、地産地消食材の献立づくりなどを主な柱としている。民間施設で調理し容器に盛り付けて各中学校に配送するデリバリー方式を採用した。

昨年度中の中学校給食の実施日数は100日、生徒喫食率は61・9%、生徒注文数は13万3302食だった。市では喫食率75%を目指しており、「人気献立のとんかつ・唐揚げ・ハンバーグならば喫食率は8割近くになるが、食育の観点からも魚などの魅力を発信していきたい」と担当者は話す。

満足度高い献立を

喫食率アップを目指し、市はさまざまな取り組みを行っている。毎月19日は「食育の日」として、世界各国の料理をアレンジした献立を実施。5月はスペイン料理で、カバリャ・コン・トマテ(さばのトマトソース)などを提供し、魅力的な献立で満足度向上を図っている。2月には「茅産茅消給食デー」として、赤羽根の無農薬農園で育てられた大根と長ねぎを使用した沢煮椀を提供。毎日校内で配布している「ランチタイムニュース」で、農家のメッセージやSDGsなどについて合わせて伝えている。

また昨年末には、生徒と保護者を対象にアンケートを実施。生徒対象の全体的満足度では、ふつう35%、満足・やや満足46%、不満・やや不満19%だった。

今後は、夏休み前に全校でのアンケートを行い、課題点等を抽出し改善を図っていくという。

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