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■早咲きの名所27か所　県が6段階で開花状況を公開

静岡県が早咲き桜の名所の開花情報を1月7日から公開する。全国的に有名な河津桜をはじめ、県内には1月から桜を楽しめるスポットがある。開花情報だけではなく、富士山を望めるかなど各所の特徴も示されており、花見客にはありがたい。

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1月5日、沖縄気象台は那覇市で桜が開花したと発表した。ヒカンザクラの開花は今シーズン初めてとなる。

静岡県でも例年、1月から桜を楽しめるスポットがある。県は県内27か所の「早咲き桜の名所」における開花やイベントの情報をホームページで公開。情報は毎週月曜日に更新され、3月下旬まで続ける。

開花情報は8分咲き以上を「満開」として、「つぼみ」、「開花」、「5分咲き」、「満開」、「散り始め」、「葉桜」の6段階で区分する。開花の状況だけではなく、それぞれの名所に桜の種類や本数、富士山の眺望、駐車場やトイレの有無なども掲載している。

■河津桜よりも早い　“日本最速”の「あたみ桜」

静岡県の早咲きの桜は全国的に河津桜が知られているが、日本で最も早咲きと言われるのが「あたみ桜」。毎年1月から2月に見頃を迎える。あたみ桜は明治初期にイタリア人から伝わったとされ、一つひとつの花が大きいのが特徴。濃いピンク色をした花が一足早い春を告げる。

あたみ桜の開花時期には、熱海市内で「あたみ桜糸川桜まつり」が開催される。今年は1月11日から2月9日までを予定しており、市内の中心部を流れる糸川の遊歩道で音楽の演奏や大道芸といったイベントも行わる。日が落ちるとライトアップため夜桜も満喫できる。

毎年約100万人が訪れる河津町の「河津桜まつり」は2月1日から28日まで実施される。例年、1月下旬から2月にかけて満開を迎える。会場には露店が並び、夜桜のライトアップも予定している。また、桜並木が並ぶ川沿いのテラスには、食事を楽しみながら桜を眺められる完全予約制の席も設けられる。

静岡県の桜の開花は昨年、3月30日に発表された。平年より6日遅かった。桜の開花は、静岡市にある静岡地方気象台のソメイヨシノの標本木に5輪以上の花が開いた時に宣言される。

（SHIZUOKA Life編集部）