2025年の初詣は古都・奈良で!奈良のおすすめ初詣特集
2025年の初詣は古都・奈良で!奈良のおすすめ初詣特集
奈良には長い歴史をもつ由緒正しい神社・お寺がたくさん。
さらに世界遺産や国宝・重要文化財の宝庫でもあり、見どころが満載!
2025年は巳年(みどし・へびどし)。
脱皮するへびのように、再生や変化を繰り返しながら成長していける年になるよう、新年のおまいりに行こう!
※行事内容や拝観時間、参拝ルート等が変更になることもあるので、各社寺の公式ホームページでご確認の上おでかけを♪
春日大社【奈良市】
1300年の歴史をもつ奈良県奈良市の『春日大社(かすがたいしゃ)』。春日山原始林を背景に、自然と歴史を深く感じられる奈良を代表する神社として名高い。
奈良県内の参拝者数が多い神社の一つで、例年三が日で約50万人の人出があるという。
神秘的で格式高い朱塗りの美しい本殿にお詣りした後は、人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所を守ってくれるとされる「若宮十五社めぐり」で様々なご利益を祈願しよう。
12月31日夜から三が日にかけて、周辺道路の交通規制が行われるので公共交通機関で行くのがおすすめだ。
東大寺【奈良市】
「奈良の大仏さま」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とする奈良県奈良市の『東大寺(とうだいじ)』。
大仏さまは、普段は大仏殿の中に鎮座しており、外からお顔を拝むことはできないが、元旦は特別。元旦の0時から8時までの間、大仏殿正面の観相窓が開かれ、外からも大仏さまのお顔を拝むことができる。これは年に数回しか見られない貴重な大仏さまの姿だ。
元旦0時から国宝 二月堂での初詣も可能。
奈良の誇る大仏さまの堂々たる姿に新年の息災を祈り、清々しい気持ちで新しい年を始めよう。
長谷寺【桜井市】
奈良と三重県・伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に本堂が建つ奈良県桜井市の『長谷寺(はせでら)』。
大晦日には長谷寺の参道から観音様までの道中を照らし出す「観音萬燈会」が行われる。祈りの灯火が煌々と続く光景は厳かで、ひとつひとつの灯火に込められたしあわせへの願いが心を打つ。
元旦0畤には本尊十一面観世音菩薩像(重要文化財)の開帳法要が行われる。金色の観音様に新しい年がよき年であるよう手を合わそう。
観音萬燈会は、12月31日は19:00~翌5:00、1月1日~3日は17:00 ~20:00。
1月1日~1月3日は入山料、駐車料金が無料。
金峯山寺【吉野郡吉野町】
奈良県吉野郡吉野町、吉野山の尾根上に高くそびえる『金峯山寺(きんぷせんじ)』。修験道の総本山としても知られ、吉野山のシンボル的存在。
金峯山寺では、12月31日23時45分から世界遺産・国宝「蔵王堂」境内の鐘楼堂で参拝者が除夜の鐘をつくことができ、蔵王堂内では新年へのカウントダウンとともに鏡割りを行い、御神酒が振舞われる。
元旦0時より厳修される新春初護摩供は参拝自由なので、新しい年の始まりに護摩の火に当たって、一年の無病息災を願おう。
1月1日~3日は各日とも11時から世界平和・地球安穏・家内安全・身体健全を祈る修正会が執り行われる。
大神神社【桜井市】
日本最古の神社といわれる奈良県桜井市の『大神神社(おおみわじんじゃ)』は2025年の干支、「へび」にゆかりのある神社としても知られる。ご祭神の大物主大神がへびの姿で現れた神話があり、境内には大物主大神の化身の白蛇が棲むことから名付けられた「巳の神杉」という大木がある。
毎年恒例の正月のシンボル、干支の「大絵馬」は奈良県田原本町在住の日本画家柴田貴子氏によるもので、幅約4メートルもあり、拝殿の向拝に設置される。墨で描かれた「巳」は力強い眼が印象的だ。
なでるとからだの痛いところを癒してくれたり願いを叶えてくれるご利益があるとされる「なでうさぎ」、最大長さ8メートル・重さ400キログラムの「大注連縄」、高さ約5メートルもの「ジャンボ門松」など、風物詩ともいえる見どころがたくさん。
12月31日(日)から1月5日(金)まで、周辺道路の交通規制があり、交通公共機関のご利用がおすすめだ。
壷阪寺【高市郡高取町】
奈良盆地を一望におさめる壷阪の山に建つ奈良県高取町の『壷阪寺(つぼさかでら)』。眼病封じのお寺として知られる。
壷阪寺では、12月31日の23:45から25:30まで、参拝者が除夜の鐘を撞くことができる。壷阪の山に除夜の鐘が鳴り響き、新しい年の訪れを告げる。
さらに、重要文化財の三重塔などがライトアップされ、本堂前では先着300名に年越し厄除け雑煮がふるまわれる。12月31日夜の拝観料は無料。
1月1日~3日の11:00と13:30には、修正会(新春初祈祷会)がが執り行われ、祈祷法要終了後には参列者全員に祈願餅が配られる。
壷阪寺の冬は下界よりも厳しく、伽藍や大仏さまが雪で覆われることも。雪大仏が見られるかも!
橿原神宮【橿原市】
第一代天皇である神武天皇が即位した、橿原宮。その宮址に建ち、日本建国の地として知られている奈良県橿原市の『橿原神宮(かしはらじんぐう)』。
橿原神宮のお正月は、1月1日午前0時に初太鼓が鳴り響き、1月1日~7日の間、開運招福・健康延寿などを祈願する新春初神楽祈祷が行われる。
高さ4.5メートル、幅5.4メートルの外拝殿の大絵馬は橿原市在住の日本画家 藤本静宏氏によるもの。動線整理にしたがって記念撮影もOKなので、お忘れなく!
正月三が日は大変な混雑が予想され、交通規制も行われる。分散参拝を心がけて、新しい年を日本はじまりの地、橿原神宮でスタートさせよう。
恒例の書き初めも、奈良地区大会は1月5日(日)、大阪地区大会は1月6日(月)に開催される。
安倍文殊院【桜井市】
大化元年(645)に創建された日本最古に属する寺院である奈良県桜井市の『安倍文殊院(あべもんじゅいん)』。本尊は高さ7メートルを誇る国宝の文殊菩薩。
文殊菩薩といえば、智恵を司る仏様。そのご利益を授からんと、学業向上や合格祈願に参拝する受験生も多い。
安倍文殊院で毎年恒例のパンジー約8000株で描かれる「パンジージャンボ干支花絵」の今年のテーマは「巳んなが笑顔に」。ひらがなの「み」の形に身をくねらせるへびの姿はかわいらしくもあり、思わず笑顔がこぼれる。あらゆる魔除の呪符として使われている「五芒星」、受験生へのメッセージで「合格」という文字も描かれている。
初詣期間は、「合格祈願」の受験生の参拝が特に多くなり、また新年の「魔除方位災難除け祈願」「厄除け祈願」等も含め、多くの人がお参りに訪れる。公共交通機関のご利用がおすすめ。
談山神社【桜井市】
「大化の改新」発祥の地として知られる奈良県桜井市の『談山神社(たんざんじんじゃ)』。
桜や紅葉の名所としても名高いが、冬の景色もまた素晴らしい。多武峰(とうのみね)の山中にあるため、気温はぐっと低くなり、雪化粧の社殿や十三重塔が見られることも。
12月31日17:00~1月1日8:30まで、入山料無料で年越しの参拝ができる。日没から明け方まで、夜間通して境内がライトアップされ、重要文化財の社殿や塔が荘厳に浮かび上がる。
正月三が日の拝観時間は8:30~17:00(最終受付16:30)で、にゅうめんのふるまいもある(1人1杯無料・なくなり次第終了)。
1月1日8:30より通常通り入山料は大人600円、小人300円。
信貴山朝護孫子寺【生駒郡平群町】
奈良県生駒郡平群町信貴山の中腹に位置する『信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)』。
本尊は毘沙門天王。毘沙門天王は七福神のなかでも福徳随一といわれ、その総本山とされる信貴山は、家内安全・商売繁盛・開運長久・心願成就などを願うパワースポットとしても知られている。
信貴山朝護孫子寺への参道にある、平群町と三郷町を隔てる大門池に架かる全長106mの橋は、国の登録有形文化財に登録されており、その名も「開運橋」。
新しい年に「開運橋」を渡って毘沙門天王にお参りすると、運気上昇、願いを叶えるパワーが湧いてきそうだ。
正月1日~3日に行われる修正会は、一山総出仕による法会となり、うるしの木を打つ行事はダイナミックで見ごたえ十分!また、3日の修正会終了後には、参拝者に対し、除災招福を祈願して牛王宝印が額に授けられる。
信貴山の神聖なパワーで新年を充実させよう。