(一社)寒川青年会議所 新理事長に聞く 「探求し、ともに成長を」
20〜40歳の青年経済人がまちづくりに取り組んでいる一般社団法人寒川青年会議所(JC)。1月1日付で新しい理事長に就任した坪川正樹さんに、今年の取り組みについて聞いた。
――今年のスローガンを教えてください。
「『ThinktogetherGrowtogether』になります。Thinktogetherは『一緒に考える』または『一緒に探求する』ことです。複数人がさまざまな意見を持ち込み、新しい理解や解釈を深めていくなかで、Growtogether『ひとつになり』、ともに成長していきたいとの願いを込めました」
――どのような取り組みを行いますか。
「昨年は『教育』について講演いただきました。今年も町民のための文化講演会を行います。また子どもたちに向けた映画を作る事業も行う予定です。発表の場を体験してもらい、自分の考えを大人に伝える機会を作ります。寒川JCは今年、10名弱でのスタートになります。今後も会員自身が『JCで良かった。楽しめた』と感じられるよう、我々だからできることを模索し、『JCでいる意味』をしっかり理解する1年にしていきます」
――目下の課題は。
「入会してからの歴が少ない人が増えたことで、会議の進め方、考えを企画に昇華する方法などの勉強の機会が少なくなっています。解決のために今年は神奈川県の青年会議所団体より寒川青年会議所の活動に参加していただき、縦のつながりを外部から作り、皆で学び、皆で楽しむ場を作ります」
新たな学びを得る機会に
――改めてJC活動の魅力を教えてください。
「寒川JCは、『青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げる』この想いを寒川に広げていくために、1974年に設立しました。私自身は、数年前に先輩に誘われ入会し、町や人との関わり、組織のリーダーとしての振る舞い方など、さまざまな経験を積むことができました。例会は新たな学びを得る機会にもなりました。今年を終えた時には、一生涯の仲間となることができる関係を構築できればと思います」