【動画】堺市内全ての中学校で「全員給食」始まる 2つの学校給食センター完成
大阪府堺市は6月2日、同市内にある全ての市立中学校で全員喫食制の給食を開始した。
堺市は、3月に完成した堺市第1学校給食センター(堺市中区八田西町1)と堺市第2学校給食センター(堺市南区桃山台1)において給食の調理や配送などの準備が整い、センター方式(共同調理方式)による全員喫食制中学校給食を開始した。
第1学校給食センターと第2学校給食センター合わせて約2万4000人分の給食を作ることができるといい、安全な給食の提供を徹底するため給食センター内は「汚染エリア」「非汚染エリア」に区画し、床の色分けもされており、各エリアは人の行き来ができないつくりになっている。これまで弁当と給食の選択制が続いていた堺市の市立中学校では地元産食材を積極的に活用した「全員喫食制中学校給食」により、食の大切さや食育を十分に感じてもらうことを目指すという。
堺市第1学校給食センターで4月21日に行われた開所式に出席した永藤英機堺市長は「全員喫食制の中学校給食は私が市長1期目の公約に掲げた事業で、そして市長就任直後の所信表明演説でも掲げておりました。子どもたちがそれぞれの置かれた環境に関わらず、食事をとることができる。特に育ち盛りの中学生、心身ともに発達が大変重要な時期にある中学生が、安全安心でおいしい給食をとることは非常に重要なことです。引き続き頑張っていきたいです」と話した。