ギラヴァンツ×ゼンリン、ギラフェス2025コラボシャツを発表 地図技術活用し小倉の街並みをデザイン
7月14日(月)にゼンリンミュージアムで開催された記者会見で、「GIRAVANZ SUMMER FESTIVAL 2025」のコラボシャツデザインが発表された。
今回のギラヴァンツのパートナーは、北九州に本社を置く株式会社ゼンリン。地図情報のプロフェッショナルが手がけた特別なTシャツには、この街への深い愛情が込められている。
現行形式では最後となる夏の祭典
2026年シーズンからJリーグは現在の春秋制から秋春制へと移行する。8月開幕、翌年5月終了となることで、真夏の開催が難しくなることから、現行の形でのギラフェスは今回が最後となる。
ゼンリンが描く「心臓」としてのスタジアム
今回のコラボシャツの最大の特徴は、ゼンリンならではの詳細な地図技術を活用したデザインにある。フロント面には小倉駅周辺からミクニワールドスタジアムを中心とした約3,300分の1の市街図を採用。左胸のエンブレム位置にスタジアムを配置することで、文字通り「心臓」としての想いを表現した。
シャツの背面には、フロントとは対照的に落ち着いたトーンで約26,000分の1の広域図を採用。JRや鉄道、河川、道路といったインフラを中心とした広域の地図で、北九州の交通網を表現している。
「正面と打って変わって少し落ち着いたトーンにしています」と話すのは、ゼンリンの小野大介ビジネス企画室部長。
フロントの詳細な市街地と、バックの広域図。この対比により、ローカルとワイドの両方の視点から北九州という街を表現したデザインとなっている。
増本浩平監督は「学生時代も紙の地図を見てルートを調べていた。それをすごく思い出すデザイン」と感想を述べ、「熱い試合をして結果も伴い、帰りに祝杯をあげている時にこの辺の店で飲んでいるなということを想像していただけるようなデザイン」と期待を込めた。
ゼンリンの松山稔執行役員は「『この北九州(まち)とともに』というチームスローガンと、地図を作っている私どもの事業に相通ずる部分があると感じています」と今回のコラボレーションの意義を語る。
今年は、来場者全員にコラボTシャツがプレゼントされる。
地域企業ならではの熱い想い
記者会見では、ゼンリンの飯銅英樹執行役員システム開発本部長の登場が大きな話題となった。飯銅氏は前身のニューウェーブ北九州時代からの熱烈なサポーターで、ミクニワールドスタジアム完成後はほぼ全試合を観戦し、アウェイゲームにも足を運ぶ筋金入りのサポーターだ。
「社内でもサポーターを増やす活動をしており、若手も含めてスタジアムに連れて行っています」(安藤氏)
井沢春輝キャプテンとのツーショット撮影では「天に昇るJ2、J1、ACLぐらいの気持ちになっております」と興奮を隠せない様子を見せた。
過去最多来場者数への挑戦
今年のギラフェスは来場者数15,000人を目標に掲げる。これまでの最多記録は2017年3月12日の秋田戦で記録した14,935人。「集大成となる今回のギラフェス」(石田社長)として、クラブ史上初のコレオグラフィーの実施、試合終了後の600発の花火など、特別な演出が用意されている。
前売券は7月19日(土)10:00から発売開始。奈良クラブとの一戦は、現行形式最後のギラフェスを飾るにふさわしい熱戦が期待される。
井澤キャプテンは「去年のギラフェスで12,000人の方と一緒に戦って勝った後の花火がものすごく印象に残っています。今年も皆さんと一緒に最高の景色を見たいですね」と意気込みを語った。
また、増本浩平監督もギラフェスに懸ける特別な思いを述べた。
「去年ギラフェスで勝利を挙げて、選手や運営スタッフも含め、心に残る本当にいい夜になったなと思っています。今年はそれ以上のものを残せたらと思っていますし、このゼンリン様とコラボしたユニフォームを着た15,000人の方々が僕らと一緒に戦ってくれたら、それ以上の心強いものはないなというふうに思っています」と力を込めた。
GIRAVANZ SUMMER FESTIVAL 2025
日時:2025年8月16日(土)18:00キックオフ
対戦相手:奈良クラブ(2025明治安田J3リーグ第23節)
会場:ミクニワールドスタジアム北九州
前売券発売:2025年7月19日(土)10:00〜
特典:来場者全員にコラボTシャツプレゼント
特別演出:試合終了後600発の花火、クラブ初のコレオグラフィー