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【SBSカップ国際ユースサッカー応援企画】ジュビロ磐田の藤田俊哉SDが「自分に似ている」と評するアカデミーの選手とは…

アットエス

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、SBSカップ国際ユースサッカー(8月22〜25日開催)の地上波中継で解説を担当するジュビロ磐田のスポーツダイレクター藤田俊哉さんをお招きし、オンラインで話を聞きました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん(2024年8月20日放送)

3年連続出場「1年目は怖かった」

鬼頭:俊哉さんは高校時代、1987年の第11回、88年の第12回、89年の第13回と3年連続でSBSカップに出場しました。高校1年生の時は清水商業として、2、3年生は静岡県選抜としてピッチに立ちました。

ヒデ:なかなか3年連続出場する人も少ないよね。それで世界のレベルとか、自分の現在地を把握できたわけだ。1回目に出場した時はどんな気持ちでしたか?

藤田:まだ高校サッカーにも慣れてなくてドキドキしてた中で、海外の一流選手と戦うのは本当に緊張しましたね。国際試合にも慣れてなくて「ちょっと怖いな」なんて思いながらやった記憶があります。

ヒデ:フィジカルも強いし、バチバチくる感じで。

藤田:外国人とやることって、世代別の日本代表になる限りはないじゃないですか。だからすごい貴重な大会ですよね。

SBSカップでプレーする高校3年時の藤田さん(1989年8月)


ヒデ:2年、3年は静岡県選抜として出場。結果は覚えている?

藤田:結果はあんまり覚えてないですね(笑)

ヒデ:もうだいぶ前だもんね。自分はある程度、イメージしたプレーができたんですか。

藤田:やっぱりできなかったですね。外国人に圧倒されました。自分のプレースタイルやプレーディスタンスがやっぱり日本の高校生とやるのとは違うなって。非常に戸惑った記憶が残っています。

「スーパースターが出る最高峰の大会」

ヒデ:選手として何を一番学びましたか。

藤田:目線が変わったっていうのが大きかったんじゃないですかね。それまで全国大会のイメージをしてるサッカー少年が、この大会を通じて世界を感じられて、その先があるんだっていうことの一端が垣間見れた大会なんですね。やっぱり視野が広がった大会ですよね。

ヒデ:俊哉自身も小学生時代に「この大会に出たいな」って憧れにしてた大会ですか。

藤田:僕ら世代は特にそうだと思うんですけど、最高峰の大会という位置づけでした。やっぱりスーパースターの先輩たちが出てる大会というイメージなんですよ。超憧れてましたよ。

ヒデ:登竜門であり、そこで活躍した選手は代表への近道になったりする。さらに、「対戦したあいつ、あの国の代表になったんだ」みたいなこともあるわけだもんね。

藤田:そんな選手がいっぱいいるのがこのSBSカップですから。

SBSカップに出場した高校2年時の藤田さん(1988年8月)


鬼頭:手元に資料があります。海外の有名選手ですと、1981年に出場したドイツのカールハインツ・ルンメニゲ選手。1987年にはブラジルのカフー選手。

ヒデ:俊哉は高校3年の時にカフーと対戦しているんだね。

藤田:覚えていますよ。カフーはものすごい選手だったけど、もう一人。ジュニーニョ・パウリスタって選手がいました。小柄でしたが、後にブラジル代表でワールドカップの優勝メンバーになりました。ただ、彼はケガだったのか、SBSカップでは試合に出場しなかったんです。「あの小さい選手は?」って聞いたら、「将来の大スターだ」って紹介された思い出があります。

鬼頭:1993年にはオランダのクライファート。

ヒデ:そうそうたる選手が静岡に集って…。見る側もうれしいよね。

藤田:ここまで続いてるってこともすごいですよね。

ジュビロ磐田U-18 から最多7人

静岡ユースの司令塔を担う川合徳孟選手


鬼頭:今年は海外からU-18アルゼンチン代表とU-18韓国代表が参加し、U-18日本代表と静岡ユースの計4チームでリーグ戦を行います。

藤田:U-18世代の世界のレベル感がこの大会で分かる。その中で、日本の選手たちがどんな個性的なプレーで、その対戦相手に立ち向かっていくのかっていうのは非常に見どころです。成長が楽しみな選手を発見できるんじゃないですか。

海外チームは日本での大会を本当に楽しみにしてるし、みんな好きなんですよね。「いい国だ」っていうイメージがあるし、みんな誇らしい思いで来日していると思いますよ。

鬼頭:今回、静岡ユースメンバーにジュビロのアカデミー選手が最多の7人選ばれています。来シーズンのトップチームの昇格が内定しているボランチ川合徳孟選手も入っています。

藤田:川合選手はボランチから前目の攻撃的な選手ですね。将来は背番号10番をつけるプレーヤーになってもおかしくないような攻撃的タレントがあります。

ヒデ:自分では言いづらいだろうけど、かつての俊哉を彷彿とさせるのでは?

藤田:攻撃的なところは非常に似ていますね。体格は少し彼の方が筋肉質なんですけど、面白くてアイデアのあるプレーがゴール前で見られると思います。

7人もジュビロから選出されるのは誇らしいですし、この大会で成長してジュビロで活躍してほしいなと考えています。

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