楽しく学び地域と交流 小学生390人が職業体験
体験通じ、地域とつながり深めて――。子ども向けのイベント「まちの大人とつながる―おしごと体験会」が5月10日に上溝で行われ、市内の小学生390人が集まった=写真。会場となった小学校と公民館は、ずらりと並んだブースで思い思いに職業体験を楽しむ子どもたちの笑顔であふれた。主催は相模原青年会議所(JC)。
この日は同JCメンバーの関係企業に加え、近隣の上溝商店街振興組合の協力もあり、サッカー選手やネイリスト、塗装屋など21種類の職業が集まった。(有)猪熊寝具店の「桑茶梱包体験」に参加した小学6年生の児童は「楽しかった。もうちょっときれいにできたと思うから65点くらい」と感想を話していた。同店の猪熊美奈子さんは「真剣にやってくれた。子どもたちが作った箱はそのまま店頭に並ぶので『お客さんに買ってもらう』ということを意識してもらえた」と話した。
担当した同JCの河合優輝委員長は「たくさんの申込があり体験型の催しが求められていることを実感した。楽しく学びながら、身近な地域の人とふれあう時間になったと思う」と振り返り、「地域と子どもたちをつなげる場を自治会とも協力しながら継続し、子どもの居場所づくりの必要性を行政にも伝えていきたい」と展望を語った。