鎌倉市議会議員選挙 新人10人が議席獲得 トップ当選は大石氏
任期満了に伴う鎌倉市議会議員選挙が4月27日、投開票され、新たな顔ぶれが決まった。トップ当選は国民民主党新人の大石香氏(52)。投票率は2021年の前回を1・07ポイント下回る47・66%だった。
定数26に対して現職17、元職3、新人21の計41人が立候補した今回の市議選。各候補は市役所移転や観光、まちづくりなど、それぞれの論点をかかげ政策を訴えた。
開票の結果は新人10人と元職2人が当選した一方、現職は14人が当選し3人が議席を失った。党派別では自民党と公明党が各3、立憲民主党と共産党が各2、国民民主党、参政党、地域政党鎌倉、鎌倉を守る党が各1、無所属12となった。
有権者数は14万7351人(男性6万8597人、女性7万8754人)。
国民旋風鎌倉も
定数に対して多数の候補者が出馬し激戦となった今回の選挙では、国民民主党新人の大石氏が候補者のうち唯一4千票を越えてトップ当選を果たした。同党は各地の市議選で1位当選が相次いでおり、鎌倉市でも追い風となった。
当選確実の一報を受け、午後11時50分頃に党関係者のYouTubeライブ配信で関係者らとともに万歳で喜んだ大石氏は「責任の重さを感じている。言ったことをしっかりと実現できるように市政を動かしていきたい」とコメントした。