神戸で一番標高の高いストリートピアノ♪六甲山上駅のレトロ感とマッチした深紅のボディ 神戸市
誰でも自由に弾けるようにと神戸市内各所に置かれているストリートピアノ。このたび車両リニューアルの為に休止していた六甲ケーブルの再開記念として、4月13日に、六甲ケーブル「六甲山上駅」に新たにピアノが設置されました。
六甲山上駅といえば、屋上に”1000万ドルの夜景”が観られることでも知られる標高737mの「展覧台」がある場所。神戸市内35ヶ所に置かれたストリートピアノの中で一番標高の高いところにあるピアノということになります。
せっかくなので、リニューアルしたばかりの六甲ケーブルに乗って、観に行ってきました。
灘区の「ケーブル下駅」に行ってみると、再開したばかりとあって、朝からチケット売り場には長蛇の列。乗車したのは、外観内観はそのままでシートを張り替えた車両でしたが、満席のため残念ながら座ることはできませんでした。
途中ピカピカの新車両にもすれ違いつつ、六甲山上駅に到着。乗客の皆さんは、その後バスに乗ったり歩いて目的地に向かったりと、駅を出ていきます。目的のストリートピアノを探すと…
コンコースの真ん中、柱の裏にありました!駅の正面入り口から入ると、ちょうど目の前に見られる場所です。
特徴的なのはその色!1932年(昭和7年)に建てられた、アール・デコ様式の六甲山上駅の駅舎のレトロな雰囲気にもピッタリあった、鮮やかな深紅のボディです。
カワイの BL-61というアップライトピアノなのですが、近くで見てみると木目が綺麗に出ていて、ピアノって木製なんだなあと実感できます。つやつやと光っていて本当に綺麗。
演奏可能時間は10時から17時まで。演奏する場合の注意事項が書かれた看板も置かれています。
誰も弾いていなかったので、少し音を鳴らしてみると、ポーンととても柔らかい音がします。
駅舎の天井が高いからか標高が高いこともあるのか、丸みを帯びたような温かい音色が響いて、また一味違って聞こえます。六甲の自然を楽しみに来た外国観光客や登山客など、色々な人たちの楽しい交流の場にもなりそうですね!
設置場所
六甲ケーブル「六甲山上駅」コンコース
(神戸市灘区六甲山町一ケ谷)
演奏可能時間
10:00~17:00