しまむらの今期は好調な滑り出し 自己資本比率は80%台を維持し財務体質も強固
しまむらの今期も好調な滑り出しとなった。6月30日に発表した2026年2月期の第1四半期決算は、売上高は1683億6900万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は153億1100万円(同5.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は108億200円(同3.5%増)と増収増益だった。自己資本比率は80%台と安定的に推移しており、財務体質も強固だ。
主力のしまむら事業が好業績を牽引しており、売上高は前年同期比1.7%増の1219億2300万円だった。「クロッシー(CLOSSHI)」などのプライベートブランドを強化しているしまむらは、吸水速乾や接触冷感といった機能性ウェア「ファイバードライ(FIBER DRY)」の累計販売枚数が1億枚を超え、天候に対応した商品がヒットを続けている。昨年以上の猛暑が見込まれている今夏は、冷感ラグや敷きパッドなど、アパレル以上の商品展開も積極的に行なっていく。
しまむらの2026年2月期の通期連結業績予想は、売上高は6926億4000万円(前年比4.1%増)、営業利益は606億9000万円(同2.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は428億5800万円(同2.3%増)としている。