『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』はMCUの「新しい波」と出演者 ─ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ブラックパンサー』級に
(MCU)最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ブラックパンサー』シリーズと同じく、MCUに“新しい波”をもたらす? 出演者のポール・ウォルター・ハウザーが、米にて作品への自信を語った。
本作はマーベル・ユニバース史上最も長い歴史を持ち、過去には旧20世紀フォックスによって何度も映画化されたスーパーヒーロー・チームを、ついにMCUで新たに映像化するプロジェクト。プロットは謎に包まれたままで、“マルチバース・サーガ”らしくMCUの主な世界線とは別世界が舞台ともいわれているが、世界中のコミックファンから熱い視線を送られている。
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『リチャード・ジュエル』(2019)『クルエラ』(2021)などで知られるハウザーも、本作で演じる役どころは謎のまま。「これはあくまでも僕の意見です。僕が見たもの、参加したこと、クリエイターたちと過ごす中で感じたこと」だと前置きしながら、映画の仕上がりに大きな信頼を寄せた。
「『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は、これぞ今年のマーベル映画です。観るべき作品だと思いますよ。マーベルの見事なストーリーテリングに新たな波をもたらした作品として歴史に残ると思う。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と『ブラックパンサー』が成功したのと同じように、僕たちの映画も成功すると信じています。」
今年のMCU映画といえば、シリアスな政治スリラー路線だったのほか、アンチヒーローの異色チームアップ映画『サンダーボルツ*』が待機中。ハウザーの「これぞ今年のマーベル映画」というコメントは、本作が“正統派マーベル映画”であることをうかがわせるものだ。
先日の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』キャスト発表では、ファンタスティック・フォーの面々が全員続投することも明らかになったばかり。ここから始まる“新しい波”が、来たる『アベンジャーズ』に続くことになるかもしれない。
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もちろんハウザーは、近年のMCU作品が必ずしも成功していないことも深く認識している。そのうえで、「思い出してほしいのは、マーベルが多くの人々が楽しめるエンターテインメントを作ろうとしていること。毎回成功する人は誰ひとりいません」と語った。「事実として、あなたが大好きな監督も満足できない映画を作ったことがあるのです」。
最後にハウザーは、本作には「大きな温かみ」があること、そして「素晴らしい作り手たちが携わっている」ことを強調した。
出演者はミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役でペドロ・パスカル、インビジブル・ウーマン/スー・ストーム役でヴァネッサ・カービー、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役でジョセフ・クイン、ザ・シング/ベン・グリム役でエボン・モス=バクラック。またシルバーサーファー役をジュリア・ガーナー、ギャラクタス役をラルフ・アイネソンが演じるほか、名優ジョン・マルコヴィッチやポール・ウォルター・ハウザーも出演する。監督は「ワンダヴィジョン」(2021)のマット・シャックマン。
映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年夏、劇場公開。
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