『百才音頭』再び CD無料で配布中
♪産声あげて百年/嬉しいのかな寂しいのかな/心の中は変てこりん-。そんな節で始まる『百才音頭』は、旭町の医療機関「おなかクリニック」に通院する濱江晋さん(103)が作詞した人生賛歌だ。濱江さんが100歳を迎えた記念につくり、同クリニックの村井隆三院長に渡したところ、歌詞の重みに感激した院長が音楽関係の知人に依頼し楽曲化。同クリニックが主催する医療市民講座の締めくくりの音楽として親しまれてきた。今回新たにCD&DVDを1000枚作成し、「元気に長生きしてほしい」と願いを込め、来院した75歳以上の人に無料配布している。
今回のCD制作は2回目。和太鼓やチャンチキ(摺(す)り鉦(がね))、サックスなどの楽器を前回より増やした豪華な演奏となっている。また、カラオケ用の曲も収録。村井院長は「同じタイトルの曲が他にもあるが、100歳まで生きられたらいいな、という内容。実際に100歳を迎えた方の実感がこもっている歌詞が素晴らしい。一般のカラオケに入れるのが目標ですね」と野望を語る。