【Pick Up】高い独創性で話題のウイスキーボトラーズ「ウッドローズ・オブ・エディンバラ」
2022年にウッディ・タンさんとメーガン・ブラウンさんの2人によって設立されたウッドローズ・オブ・エディンバラ(Woodrow’s of Edinburgh)。インディペンデント・ボトラーズとして高い完成度と独創性のあるウイスキーをボトリングし、急速にコアなファンを集めています。本記事では、インタビューを通して聞いた、ウッドローズ設立の背景をご紹介します!
インディペンデント・ボトラーズとは
インディペンデント・ボトラーズとは蒸溜所から原酒を樽ごと購入し、瓶詰して販売する業者のことで、略してボトラーズと呼ばれることもあります。独自の熟成や瓶詰めを行うことによって、個性的なウイスキーをつくることができます。
ウッドローズ・オブ・エディンバラ(Woodrow’s of Edinburgh)
オーナーであるウッディさんは大学で醸造・蒸留の修士号を取得しており、その道のエキスパートです。2016年にイーストリン・アルバ(Eastlin Alba)という会社を設立し、当時英国で大ブームであったクラフトジンとクラフトビール、そして少しのウイスキーをアジア市場に輸出し始めました。輸出先に選んだ東アジアは、ウッディさんの出身地であり、言語や文化もよく理解しているからこその選択でした。
その後、ウイスキーの需要が高まりウイスキーへ専念し始めました。大量に保有していた、手放すのが惜しいほどの樽コレクション。それらをどうしても自分たちのブランドとして商品化したいと考え、ボトラーズとしてウッドローズ・オブ・エディンバラをつくったのです。
従業員は二人だけ。ボトラーズとして2つの異なる味覚と嗜好を持つことで、より洗練した味わいを見つけ出せると言います。彼らが重視するのはウイスキーそのもの。マーケティングやボトルデザインに多額の費用をかけず、質の高いウイスキーをリーズナブルな価格で販売することを目的としています。