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【黒岳珈琲】由布市・黒岳の麓にあるJAZZと男池の湧水で淹れたコーヒーを楽しめる店

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くじゅう連山唯一の原生林に埋め尽くされた山「黒岳(標高1587m)」。
山麓には、大分川の支流・阿蘇野川の源流となる“男池湧水”が、1日およそ2万トンもの地下水を湧出しています。
今回は、そんな自然豊かな場所で音楽とコーヒーを楽しむことができる店『黒岳珈琲』をご紹介します!

場所

『黒岳珈琲』へは、大分駅から国道442号線とぐるっとくじゅう周遊道路を経由し車で1時間15分ほど。
県道621号沿いの「男池入口」近くにあります。

店の前には駐輪場も完備。
ロングライドをする方が男池で給水する際に履き替えられるスリッパまで用意されています。

黒岳珈琲について

『黒岳珈琲』がオープンしたのは2024年5月。
店では、男池の湧水で抽出したスペシャリティコーヒーと、山や音楽を愛するオーナー・園田さんのコレクションするレコードを、クリアでバランスの取れたサウンドが魅力のアメリカ・音響機器メーカー「JBL」のスピーカーで楽しむことができるようになっています。

店内はシックで落ち着いた居心地の良い空間。

壁にはオーナーが「紅葉」をテーマにジャケットを並べたというレコードが美しく飾られています。

私が訪れた際、男池はまだ紅葉していなかったのですが、『黒岳珈琲』で美しい色彩を楽しむことができそれだけで嬉しい気持ちに。

また、こちらのレコードは単に飾られているだけではなく、世界三大スピーカーメーカー・JBLのオーディオシステムで実際に音楽を楽しむことができるようになっています。

真空管で音を増幅させる仕組みを持ったアンプで聴くレコードは、温かみのある柔らかい音が特徴的。

この日は、大分県出身の世界的ジャズピアニストで、庄内町の神楽座と共演したこともあるという秋吉敏子さんの音楽が店内に流れます。

豊かな自然の中に佇む店に響く心地よい音色は、リラックス効果抜群です。

メニュー

JAZZとともにゆっくりと楽しむ『黒岳珈琲』のメニューには、現在「ドリンクとクッキーのセット」や「お茶」、「ジュース」、「アルコール」などがあります。
※変更される可能性もありますので、詳しくは店頭でご確認ください。

その中でも看板となっているメニューは、やはり「男池の湧水を使用したドリップコーヒー」

まろやかで優しい男池の水は、現在この店を任されているご夫婦が毎朝汲んで店に運んできています。

豆は、オーナーが仕入れたものを『黒岳珈琲』にてブレンドしているのだそう。

店頭には「本日のコーヒー」の品種や原産国が記されていますので、こちらもご覧くださいね。

「本日のコーヒー」以外にも、タイミングが合えば「希少な豆を使用したコーヒー」が出されていることも。

こちらの珍しいコーヒーは、より香りを感じることができるようワイングラスで提供されるということですので、運よく出会えたら是非注文してみてくださいね。

また、メニューは店の小窓からテイクアウトもできます。

登山をされる方には登山靴を脱がずに済むよう、外にも席が用意されていますのでご利用ください。

湧水ドリップコーヒー

私は今回、店内で「ドリップコーヒー(500円/ホット)」を頂いてきました!

コーヒーは、1杯ずつハンドドリップしてくれます。

店内でいただく場合は、お洒落なガラスのカップで。
私が訪れた日の豆は「ホンジュラス」原産のもので、浅煎り特有の酸味と豊かな香り、そして湧水の柔らかくまろやかな口当たりを楽しめました。

JAZZを聴きつつコーヒーを美味しく味わっていると、「コースター」にもポイントが。
なんとレコードの形をしているんです!細部までオーナーのこだわりが窺え、より楽しく、幸せな気持ちになりますよね。

また、お店を任されているご夫婦のお話や、四季折々に撮影された男池・星空の写真もとても興味深いので、是非お店でお喋りも楽しんでみてくださいね。

その他

その他にも、現在『黒岳珈琲』では、電源付きキャンプサイトのプレオープンを行なっています。
オートキャンプ、コンセント、Wi-Fi、給湯シャワーユニットがあり、焚火も出来るようになっているということですので、料金等詳しくは黒岳珈琲のX(@kurodake_coffee)、またはInstagram(@kurodakecoffee)をご確認ください。

そして、『黒岳珈琲』横にはお土産のコーナーも。

木を加工し文字を手彫りしたという山名木札や美しい写真の載ったポストカードがありますので、登山の記念やこの場所を訪れた思い出が欲しい方におすすめです。

雄大な黒岳山麓で、男池湧水のコーヒーと質の高い音楽をゆったりと味わえる『黒岳珈琲』。
みなさんも是非、登山やサイクリング、男池・紅葉観光と併せて『黒岳珈琲』を利用し、癒されるひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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