大谷翔平が自己最高の数値を更新中!2試合連続先頭打者アーチでメジャー通算600打点
月間12発でホームランダービー単独トップ
ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地ガーディアンズ戦に1番DHで先発出場し、初回の1打席目に2試合連続の先頭打者本塁打となる19号ソロを放った。
ガーディアンズ先発のギャビン・ウィリアムズの初球ストレートを完璧に捉えると、弾丸ライナーの打球はあっという間に右翼席に着弾。前日25日にメッツ千賀滉大から放った18号に続く先頭打者アーチで、ホームランダービー単独トップに立った。
これで5月に入ってなんと12発。メジャー通算600打点にも到達した。
試合にも7-2で勝利。先発した山本由伸が6回2失点で6勝目を挙げた。
ISOとAB/HRは自己最高
昨季はMLB史上初の「50本塁打50盗塁」を達成し、最終的には54本塁打で2年連続でキングに輝いた大谷。全世界を驚かせ続けたスーパースターだが、今季ここまで、昨季を上回って自己最高の数値がある。
ひとつは長打力を示す「ISO」だ。日本でよく使われる「長打率」は、シングルヒットも計算に入れるため純粋な長打力の指標とは言えない。そこで「長打率-打率」で算出したのがISO。アメリカでは長打力を示す指標として知られている。
大谷は46本塁打を放ったエンゼルス時代の2021年に.335、2023年は.350、ドジャース1年目の2024年も.336でリーグ1位だった。そして、今季は.352と自己最高の数値でリーグトップに立っている。
もうひとつが「AB/HR」。本塁打を1本打つまでにかかる打数のことで「打数÷本塁打」で算出される。2021年は11.67、2023年11.30、2024年は11.78でリーグ1位だったが、今季はここまで11.05をマーク。カイル・シュワーバー(フィリーズ)が10.61のためリーグ2位ではあるものの、驚異的な数字には違いない。
およそ11打数に1発のペースで量産態勢に入っており、単純にこのまま昨季と同じ636打数に立つと仮定して換算すれば、今季は57本打つことになる。
ちなみに歴代のスラッガーと比較してみると、MLB史上最多の73本塁打を放った2001年のバリー・ボンズはISOが.536、AB/HRが6.52。54本塁打を放った1920年のベーブ・ルースはISOが.472、AB/HRが8.48と上には上がいる。
ファンの期待を良い意味で裏切ってきた大谷は今後どこまで数字を伸ばすのか。投手としての復帰も近いため、「二刀流」が復活すれば打者としてのパフォーマンスは落ちるかもしれないが、シーズン終了まで目が離せない日々が続きそうだ。
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記事:SPAIA編集部