「コレステロール=悪」はもう古い!1日2個の卵で毒出しのカラダをつくろう【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】
1日2個の卵が毒を出せる体をつくる
卵は毒出しを手助けするスーパーフード
デトックスできる体をつくるために、1日に2〜3個は食べてほしいとおすすめしているのが、良質なたんぱく質を豊富に含む卵。「完全栄養食」と呼ばれるくらい栄養価のバランスが抜群で、料理に卵を1個プラスするだけで、ほかの食材だけでは不足しがちなアミノ酸を補ってくれます。
卵をおすすめすると、「コレステロール値が心配です……」といまだ誤解をしている方が多いのですが、「コレステロール=悪」は、古い常識。そもそもコレステロールは、細胞膜やホルモン、ビタミンDの材料となり、体に必要なコレステロールの約8割は肝臓でつくられているほど、人の体になくてはならない役割を担っている重要な栄養素です。
さらに、卵黄に含まれるレシチンには、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
卵の栄養価を十分に生かすなら、「半熟」で食べるのが理想。その理由は2つ。1つは、加熱して固めたほうがアミノ酸の吸収率が上がるため。もう1つは、生の卵白に含まれるアビジンというたんぱく質が、黄身に入っている腸内細菌を増やすビオチン(ビタミンB6)と混ざると、ビオチンの効果がなくなってしまうため。
つまり、卵の栄養を失うことなく、吸収率を上げるには、白身を固めて、黄味を固めすぎない半熟ゆで卵や温泉卵が最強の食べ方となるわけです。
卵2個でこんなにすごい栄養素がとれる
ミネラルカルシウム53gマグネシウム11mg亜鉛1.4mg鉄1.9mgリン187mgビタミンビタミンA156μgRAEビタミンB2 0.45mgビタミンB60.08mgビタミンB121.0μgビタミンE1.1mgビタミンD3.1μg葉酸45μg
半熟で食べると栄養の吸収率がアップ
白身は固めたほうが消化酵素の働きで分解されやすく、黄身は固めすぎないほうが栄養が全身に素早く届くため、半熟のゆで卵、目玉焼き、温泉卵などがベストな食べ方です。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話 』著:加藤 雅俊