【秦野市】物価高対策で20%ポイント還元 電子地域通貨「OMOTANコイン」キャペーン
秦野市電子地域通貨「OMOTANコイン」の最大20%ポイント還元キャンペーンが来年2月14日(土)まで実施されている。キャンペーン開始から1週間となる11月19日時点の執行率は6・16%。予算に達し次第終了するため、市は「この機会に使ったことがない人も、OMOTANコインアプリに触れてほしい」と呼びかけている。
OMOTANコインは市民、事業者、行政が一丸となって地域を育て、盛り上げ、魅力あるまちづくりを目指すための秦野市独自の電子地域通貨として、2024年12月に運用をスタート。人口減少や近隣地域への大型商業施設の進出、ネットショッピングの拡大などにより懸念される地域内消費の縮小と地域外への利益流出に対応するため、地域循環と地域課題の解決を目指して導入されている。「使えば使うほど地域が元気になるお金」をキャッチコピーに、運用開始時は飲食・物販・サービスなどの個店や大型店など、400店超が加盟。現在は、約610店舗がOMOTANコイン加盟店となっている。
今回の「ポイントバックキャンペーン」は、物価高の影響を受ける地域経済を下支えするため、総額1億1千万円の予算で実施。還元上限は1アカウントにつき5000ポイント(個店・大型店各2500ポイント)で、付与されるポイントはすべて共通ポイントとなる(ポイント利用期限は来年3月15日まで)。
またキャンペーン期間中に、市内6カ所に設置されている専用チャージ機で1回あたり1万円以上チャージすると、合計400人に抽選で5000ポイントが当たるWチャンスも実施している。
市産業振興課は「OMOTANコイン加盟店は『秦野を盛り上げる』気持ちを共有する仲間。今後も秦野で商売がしたい、秦野で買い物をしたいと思われるような魅力あるまちづくりを目指します」と話している。アプリのインストール支援は同課窓口(教育庁舎1階)で受付中。