限られた時間で最大限楽しみたい【2025となみチューリップフェア】目的別徹底ガイド 行列でも絶対見たい【3選】・時間があれば立ち寄りたい【4選】・子供がよろこぶ【7選】
富山県砺波市の砺波チューリップ公園で毎年、春の大型連休の時期に開かれるとなみチューリップフェア。
期間中に花開くチューリップは、300品種300万本と国内最大級。花で地上絵を描く大花壇や高さ4mの花の大谷など、色とりどりの展示を楽しむことができます。
2025年のテーマは「花と笑顔の咲く春 となみ」。
すべてくまなく見て回りたいところですが、会場は公園敷地内だけで7haと歩き回るだけで大変! 時間も体力も限られた中で、最大限に楽しむためには?
目的・シチュエーション別に見どころをまとめて紹介します。
「2025となみチューリップフェア」概要
2025となみチューリップフェア
期 間:4月22日(火)~ 5月5日(月・祝)
時 間:9:00~17:30(最終入園17:00)
会 場:砺波チューリップ公園
問合せ:0763-33-7716(チューリップ四季彩館)
こどもの日(5月5日)は中学生以下 入場無料!
入場料金
大人(高校生以上) 1500円
小人(小、中学生) 200円
小学生未満 無料
※こどもの日(5月5日)は 中学生以下 入場無料
※入場券は全国のコンビニエンスストア、Webでも購入できます
駐車場 整理料
普通車 500円
マイクロバス 1000円
大型バス 2000円
※会場周辺に2800台を収容する駐車場があります。周辺駐車場が満車の場合は、指定駐車場から無料シャトルバスでの送迎となります
※会場とJR砺波駅、および、会場とチューリップファーム、周辺連携会場を巡回運行する無料シャトルバスが期間中運行されます
絶対に行くべきスポット3選
300品種300万本のチューリップをさまざまなアレンジやシチュエーションで楽しむことができる「となみチューリップフェア」。
広さ約7ha、東京ドームよりも大きな公園敷地のほか、フェアの会場には隣接する砺波市美術館やチューリップ四季彩館、富山県花総合センターなども含まれ、展示や見どころもだけで20を超えます。そのため、1日ですべてを見て回ろうと思うと、時間的にも体力的にもかなり難しいところ。
そこで、絶対に行きたいスポットを3つに厳選して紹介します。
①「チューリップタワー」
高さ約13mの展望台から360度の絶景を満喫
チューリップフェアを訪れたら、まず行きたいのはやっぱり「チューリップタワー」。高さ12.6mの展望台からは会場全体を360度見渡すことができます。
まずは目の前に広がる大花壇から楽しんでみましょう。
2600㎡の花壇には、14品種21万本のチューリップで地上絵が描かれます。2025年のフェアのテーマは「花と笑顔の咲く春 となみ」。色とりどりのチューリップの花々で浮き上がるデザイン画は圧巻です。
大花壇から時計回りに90度移動すると見えてくるのが北門正面にある「円形花壇」です。
中央にある大きなチューリップのモニュメントが特徴的な花壇で、使われているのは14品種3万4千本のチューリップ。展望台から楽しんだあとは、花壇の中でお気に入りの写真をたくさん撮ってくださいね。
円形花壇のちょうど反対側に広がるのは「水上花壇」です。
公園内の大きな池にチューリップの花壇が浮かんでいるよう…ですが、これ、プランターを浮かべているわけではなく、水耕栽培のチューリップなんです。
長いチューリップ栽培の歴史がある砺波市だからこそ、独自の技術で実現できているという水上花壇。水面に浮かぶチューリップが形作るかわいいデザインにも癒されます。
水上花壇の手前にはかわいいオブジェがあり、水辺のチューリップと一緒に撮影できる人気のフォトスポットになっています。
②「花の大谷」立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をイメージ
もうひとつのチューリップフェアの名物となっているのが、「花の大谷」。
富山の春の風物詩である立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をイメージし、高さ4mのチューリップの壁が長さ30mも続いています。その様子は、雪の大谷に決して引けをとらないほど壮観です。
会期中に彩りが変わるのも「花の大谷」の楽しみポイント。
開幕当初に入り口付近を彩っている白色のチューリップは「雪」をイメージしたものですが、会期後半になると色とりどりのチューリップに置き変わります。
2度訪れてどちらも楽しむ、なんてのもよさそうです。
③「彩りガーデン」
300品種のチューリップが一堂に咲きそろう!?
絶対に見逃したくない3つ目のスポットは、300品種のチューリップをすべて楽しむことができる「彩りガーデン」。
ひと口にチューリップといっても、色や形、花びらの数など、本当にさまざまで多数の品種があります。
会場東エリアのチューリップ四季彩館前「彩りガーデン」では、富山県内で生産されている品種を中心に紹介していて、お気に入りのチューリップの球根をその場でQRコードから予約することもできます。
自宅の花壇に好みのチューリップを植えて楽しむのもオススメです。
全300品種の詳細はこちら
余裕があれば立ち寄りたいスポット4選
①砺波市文化会館「パノラマテラス」
高さ26mのチューリップタワーや大花壇の地上絵、円形花壇など、会場の様子を一望するなら、砺波市文化会館の屋上に設置された「パノラマテラス」の展望デッキもオススメ。
展望デッキは、広さ約50㎡。
これまではガラスの壁越しにしか見られなかった小さな子供でも、デッキに上がれば直接、公園の全景を眺められるようになりました。晴れた日には、チューリップタワーや大花壇ごしに立山連峰を望むこともできます。
②「シバザクラの丘・ビオラの里」、2025年初「ネモフィラの丘」
公園南側のエリア、5連水車の前には、シバザクラが一面に咲き誇る一帯があります。
その数は、1万5000株。色とりどりのチューリップの花の美しさとはまた趣きが異なり、ビビッドなピンク1色に染められる美しさは目に鮮やかです。
すぐそばには「ビオラの里」、そして2025年初となる「ネモフィラの丘」もあります。あわせて楽しんでください。
③球根の出荷量日本一を体感「チューリップファーム」
チューリップ球根の出荷量が日本一の富山県。その1/3以上を占めているのが、砺波市です。
チューリップフェアでは、メイン会場となるチューリップ公園を飛び出して砺波市内のチューリップ畑(ほ場)を巡るチューリップファーム号が1日に4便、運行されます。
砺波とチューリップの魅力を楽しめる約1時間のツアー。時間があれば、ぜひ畑まで出かけて壮観な景色を楽しんでください。
2025チューリップファーム
※花の状況により終了する場合があります。
④四季彩館でお披露目! 新品種「春のあかり」「春のサンタ」
富山県ではチューリップの品種開発も盛んです。
2025年は、名前に「春」を冠した2品種がお披露目されます。
オレンジ色の花が春の夜の街灯を思わせる「春のあかり」とサンタクロースの衣装のように見える「春のサンタ」です。どちらも観賞期間が長いため、花壇植えに適していて、病気にも強いそう。フェアの期間中は、チューリップ四季彩館で鑑賞できるほか、球根の先行予約販売を受け付けます。
チューリップの新品種の開発は、交配から始まりきちんと新たな品種として認められるまで20年以上の歳月が必要とされます。その間、生産者はずっと丁寧に花や球根の選定などを続けながら育てなければなりません。
子供のように大切に、丹精込めて育てられた富山生まれ・富山育ちの「春のあかり」と「春のサンタ」をぜひ間近で見てみてください。
子供がよろこぶ! 楽しいスポット・遊び企画 7選
①走れ!ミニ列車
開催日:4月26日(土)・27日(日)
時 間:9:00~16:00
場 所:チューリップステージ前⇔チューリップタワー
料 金:小学生100円、中高校生300円、大人500円、小学生未満は無料
②ナゾトキアドベンチャー
トナミクエスト~伝説の勇者と王国の謎~
開催日:4月22日(火)~5月5日(月・祝)時 間:9:00~16:00 ※所要時間60~90分場 所:砺波市文化会館参加費:無料内 容:謎を解いて魔物たちを打ち倒し、トナミ王国に平和を取り戻すアドベンチャーツアー
③オリジナルトートバック作り
開催日:4月22日(火)~5月5日(月・祝)時 間:9:00~16:00場 所:砺波市文化会館 多目的ホール料 金:500円
④オリジナルスノードーム作り
開催日:4月22日(火)~5月5日(月・祝)時 間:9:00~16:00場 所:砺波市文化会館 多目的ホール料 金:1000円
⑤プリザーブドフラワーを使ったアレンジメント
開催日:期間中の土・日・祝日
時間:10:00~12:00、13:00~15:00 ※所要時間:20分
場所:富山県花総合センター(エレガガーデン)
料金:500円
⑥多肉植物の挿し芽
開催日:期間中の土・日・祝日
時間:10:00~12:00、13:00~15:00 ※所要時間:20分
場所:富山県花総合センター(エレガガーデン)
料金:500円
⑦ふわふわドームや複合遊具も
チューリップ公園内の「あそびの広場(砺波市美術館北側)」では、ふわふわドームや砂場、複合遊具で遊ぶことができます。大人は花見、子供は遊具で楽しく遊べそうです。
【砺波チューリップ公園】
住所 富山県砺波市花園町1-32