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『ONE PIECE』ロビンとサウロのように再会してほしいキャラ6選! ボン・クレー、ギン、ビビetc

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。3月4日(火)には、コミックス第111巻が発売されました。

ついにエルバフ編へと突入した第111巻でもっとも読者の心をとらえたのは、なんといってもニコ・ロビンとハグワール・D・サウロの再会!

サウロの生存が判明しロビンが嬉し涙を流すエッグヘッド編でのエピソードも大きな反響を呼び、驚きと感動を与えてくれました。そんなふたりの再会が叶った瞬間は、当人同士はもちろんのこと、エニエス・ロビー編からロビンの生い立ちとこれまでの冒険を20年以上見守ってきた読者の念願でもありました。

冒険の中で出会いと別れが幾度も描かれる本作には、ロビンとサウロのように“再会してほしいキャラクター”がたくさんいます。本記事では、作品のラストに向けて再会してほしいキャラクターたちをピックアップしてご紹介します。

 

 

ボン・クレー(ベンサム)と麦わらの一味

バロックワークスのMr.2・ボン・クレーとして登場したものの、その特徴的なバレリーナ衣装とひと癖あるオカマキャラ、「マネマネの実」の能力のもの珍しさからあっという間にルフィたちを虜にし“ボンちゃん”と親しまれるようになったボン・クレー。

一時は敵として戦ったものの“オカマ道(ウェイ)”を突き進む義に熱い彼は、“友達(ダチ)”である麦わらの一味がアラバスタから出航するのを手助けしてくれました。

また、その後ルフィが兄のポートガス・D・エースを救うためインペルダウンに侵入した際も身を挺してルフィのマリンフォード行きをサポートしてくれました。その漢気と友情の熱さに、ルフィも大号泣で出航することに。

その後は死亡説も囁かれていたボン・クレーですが、現在はエンポリオ・イワンコフに代わりニューカマーランドの新女王ボン様として新人類(ニューカマー)たちをまとめているそう。

最後が涙の別れだったからこそ、次は笑顔で再会し、当時よりも賑やかになった麦わらの一味全員と大きな宴でさらに友情をあたためてほしいですね。

 

ギンとサンジ

“鬼人”とも呼ばれる冷徹さで恐れられるクリーク海賊団のギン。首領(ドン)・クリークのことを心から尊敬しており、どんな命令にも背くことはありません。

そんなギンですが、飢え死にしそうなところをサンジの作ったピラフ(チャーハン)に助けられ、命の恩人である彼をどうしても殺すことができませんでした。

敵であっても腹を空かせていれば食わせてやるが、その後の戦闘では容赦しなかったサンジ。そして敵に施しを受けた後、命令通り戦おうとするも最後は恩人を手にかけることはできなかったギン。バラティエ編では、それぞれの筋の通し方に胸が熱くなりましたよね。

最後には偉大なる航路(グランドライン)での再会を約束し別れたギンとサンジ(とルフィ)ですが、麦わらの一味が後半の海・新世界へ足を踏み入れた今も未だそれは叶っていません。しかし、海賊島(ハチノス)にはギンやパールと思しき人物が描かれていたため、邂逅の時も近いのかもしれません。

再会した日には、サンジが振る舞う料理をギンにお腹いっぱい食べてほしいですね。

 

ビビと麦わらの一味

アラバスタ王国の王女でありながらバロックワークスに潜入していたため、ボン・クレー同様に最初は敵として登場したビビ。彼女の目的は国を乗っ取ろうとするクロコダイルを倒すことでした。

共に冒険する中で、ルフィは船長としてのふるまいをビビから教わり、ビビは仲間とはどういうものなのかルフィから教わりました。そうして絆を深め、共に戦って真の仲間になったビビと麦わらの一味。

一国の王女たる思慮深さと聡明さを持ち合わせながら、敵の組織に自ら乗り込むような大胆さと勇気も持ち合わせているビビだからこそ、麦わらの一味の“仲間”になれたのだと筆者は思います。ビビの演説と、仲間の印のエピソードは今でも本作屈指の名シーンですよね。

麦わらの一味のニュースが流れるたび嬉しそうなビビと、世界会議(レヴェリー)でのショッキングなニュースにビビの身を案じる麦わらの一味は離れていても仲間だと伝えてくれるよう。

ビビとの再会にあたり、ロビンとの関係を懸念する声も散見されますが、きっと今のビビとロビンなら大丈夫。むしろ「空白の100年」のカギを握る“Dの一族”であるネフェルタリ家と、歴史を知ることを望むロビン、ふたりで語り明かす姿を想像せずにはいられません。物語のクライマックスに向けても重要になるであろうビビと麦わらの一味の再共闘が楽しみです。

 

ラブーンとブルック

偉大なる航路(グランドライン)の入り口にある双子岬という思い出深い場所で、ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジと初期5人が出会った大きなクジラのラブーン。実は彼はのちに仲間になるブルックが、50年の間再会を願い続けるかつてのルンバー海賊団の一員でした。……という『ONE PIECE』らしい“伏線”を駆使したストーリー構成に、当時は驚かされましたよね。

50年間仲間の帰りを信じてずっと待ち続けているラブーンと、死んで骨だけになろうとも彼との再会の約束を果たすべくふたたび海へ出たブルック。再会した暁には「ビンクスの酒」を歌って喜びを分かち合ってほしいものです。

ちなみに、病気のため偉大なる航路(グランドライン)を途中離脱することになったルンバー海賊団の船長・ヨーキには、実は生存説も囁かれています。もしも生きているのであれば、ラブーンとブルックとヨーキ、3名での再会にも期待したいところ。

また、ラブーンとルフィは“ケンカの続き”をする約束をして別れました。この約束がどのようにして果たされるのかも楽しみですね。

 

シャンクスとルフィ

本作で欠かせないであろう再会シーンといえば、やはりシャンクスとルフィの再会でしょう。

ルフィは立派な海賊になって返しにくるようにと憧れの海賊・シャンクスから預かった麦わら帽子を、今も宝物として肌身離さず身につけています。行く先々でもシャンクスの話を聞くとテンションが上がり、シャンクスを悪くいう者に出会えば怒りを見せるほどで、その想いには並々ならぬものがあります。一方で、シャンクスもミホークやレイリーなどに嬉しそうにルフィの話をしており、海賊として成し遂げるであろう偉業に期待していることがうかがえますよね。

ワノ国終盤ではすぐ近くにいたシャンクスとルフィですが、今会ったら約束が違うということで顔を合わせることはありませんでした。

現在は四皇同士となった二人。ルフィは過去に四皇を全部倒すつもりだと発言していましたが、果たしてどのような再会になるのでしょうか。

 

ローラとナミ

スリラーバークでナミと出会い友達になったことをきっかけに、麦わらの一味とも親交を深めたローラ。影をゾンビに入れられていた頃はアブサロムに求婚を繰り返しており、当初ナミを恋敵と認識していました。

しかし、その誤解が解けるとナミを“マイフレンド”と呼び、アブサロムの攻撃から守ろうとしてくれた優しい心の持ち主。ナミの咄嗟のウソに気付いていながらもそれを飲み込み、ツッコんだり怒ったりすることもありませんでした。

さらに影が戻ってからはナミとの再会を喜び友情を確かめ合うとともに、実はビッグ・マム(シャーロット・リンリン)の娘であるローラは新世界を目指す麦わらの一味のために厚意でビッグ・マムのビブルカードをくれたのです。

結局はローラの名前を聞きビッグ・マムは激昂してしまったためビブルカードは意味を成しませんでしたが、ローラの双子の姉・シフォンという協力者を得ることに繋がりました。

再会した暁には、幸せな結婚生活のお惚気話を存分にナミに語ってほしいですね。

今回紹介した以外にも、ヤマト、モモの助、しらほし、レベッカ、コニス、ガイモンなど冒険をする中で出会った面々や、それぞれの故郷の人々など、挙げればキリがないほど再会してほしいキャラクターがたくさんいますよね。ルフィ達がそれだけ人との縁も大事に、まさに“ひとつなぎ”に繋いできたということ。ロビンとサウロのような、素敵な再会シーンが描かれるのが楽しみです。

 
[文/まりも]

 

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