【鎌倉市】神奈川県立深沢高校 完校控え、賞状など返還へ 卒業生8000人に呼びかけ
神奈川県立深沢高校(鎌倉市手広6の4の1、与安透校長)は、2027年3月末の県立藤沢清流高校との再編統合に向け、校内で展示していた卒業生の賞状やトロフィー、絵画作品の返還を進めている。
深沢高校では現在、賞状やトロフィーが80点あり、大会名や日程、受賞者名などとともに一覧をホームページ上で公開している。古くは1986年9月の「鶴岡八幡宮奉納柔道大会」があり、絵画作品は16作品を写真付きで公開している。
藤沢清流高校との再編統合による「完校」に伴い、これらを返還するため今夏から深沢高校のホームページ上で周知を開始したが、11月25日時点で絵画作品が数点返却できた以外、卒業生からの問い合わせはきていないという。
個人情報保護法の観点から、卒業生の連絡先は保持しておらず、与安校長は、「ご本人に連絡する手段がございません。ご家族や知り合いの方など、お気づきの場合はご本人にお知らせください」と話している。
深沢高校は、1986年4月に開校し、1期生として180人の生徒が入学した。これまでに8061人が卒業しており、現2年生(39期生)が最後の卒業生となる。