【PickUp】日本一小さいウイスキー蒸溜所として誕生した長濱蒸溜所
豊臣秀吉によって建てられた長浜城の城下町として栄えた、琵琶湖の湖畔に位置する滋賀県長浜市。そんな長浜市にある、日本最小規模のウイスキー蒸溜所、長濱蒸溜所についてご紹介します。
長濱蒸溜所とは
1994年の酒税法改正に伴い、日本国内に数多くの「地ビール」が誕生した中、1996年に長濱蒸溜所を所有する長濱浪漫ビールが誕生し、近畿では3番目となるクラフトビールの製造を開始しました。
2016年に長濱浪漫ビール創業20周年を記念し、当時日本一小さいウイスキー蒸溜所として誕生したのが長濱蒸溜所です。
長濱蒸溜所のウイスキー
1.長濱蒸溜所内の設備
長濱蒸溜所では限られたスペースを有効活用するために、製造設備を1階と2階に分けて設置しており、建物を入ってすぐ、製造設備を一気に見ることが出来ます。
また、ビールも製造しており、ビールとウイスキーは製造工程で共通している部分が多いため、発酵工程までは同じ設備を用いて製造しています。
2.一風変わった熟成庫
長濱蒸溜所は、ウイスキーの熟成を行う熟成庫が蒸溜所の敷地内にはなく、長浜市内を中心として複数個所に点在しています。
その熟成庫も非常に個性的で、長浜市内の廃トンネルや、廃校となってしまった小学校を熟成庫として使用しているそうです。
3.チーフブレンダー 屋久佑輔氏
屋久佑輔氏は、セッションバーでバーテンダーとしてキャリアをスタートし、チーフバーテンダーまで務めたそうです。その後、2016年に長濱浪漫ビール株式会社に入社しました。当初は蒸溜責任者として長濱蒸溜所の製品開発に携わっており、現在はチーフブレンダーを務めています。
他にも、イベント等で長濱蒸溜所のウイスキーの魅力を伝える活動なども行っています。