【能美市】過疎地域に新たな複合施設「302番地」がオープン!カフェやシェアキッチン、農業体験…あらゆる挑戦が集まる場に【NEW OPEN】
5月1日、能美市鍋谷町に「302番地」がオープン!
過疎地域のにぎわいや人口創出を目的として空き家を改修した複合施設で、カフェや雑貨販売、ブックトレード、シェアキッチン、子ども食堂など、世代を超えて人が集い、交流できる、新たなコミュニティの場が誕生しました。
金沢駅から車で約40分、能美市の山間に位置する鍋谷町。
のどかな田園風景が広がる地域ですが、ここ数年、空き家が増え続け、過疎化が深刻化しています。
そこで立ち上がったのが、地方創生事業や能美市でマルシェイベント企画などを行う合同会社YABOの宮川さん。
「さまざまな人が集い、挑戦できる場を」と、古い空き家を活用して誕生したコミュニティ施設「302番地」は、空き家活用のモデルとしてはもちろん、新しい地域活性化のカタチとしても注目を集めています。
築70〜80年の木造2階建ての空き家の1階部分を改装した施設内は、新と古が融合する空間。
白を基調としたモダンなデザインながら、随所に残る昔ながらの囲炉裏や和室、欄間が、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。
そんな趣ある施設内では、カフェや雑貨・アパレル販売、ブックトレードなどを展開。
さらに、飲食店を開きたい、教室を開きたいなど、挑戦したい方が利用できるシェアキッチンや間借りスペースの活用も予定されています。
カフェでは、小松市のコーヒースタンド「Good Taste Coffee」の珈琲豆で淹れたコーヒーを提供。
さらに、九谷五彩をモチーフにした5色のゼリーと能美市の「国造ゆず」を使用した「クタニソーダ」(500円)が楽しめます。
「クタニソーダ」は、スタンド部分が九谷焼で作られた専用グラスで。
九谷焼の絵柄は、能美市内の小中高校生から募った「能美市の好きなところ」の優秀作品をもとに九谷作家が手書きで仕上げたそう。
能美市の公式キャラクター「ゆず美ん」や、手取川をイメージしたデザインが描かれており、どれも鮮やかで繊細で、能美市を愛する気持ちが伝わってきます。
物販では、小松市のセレクトショップ「BUNTEN」のアパレルを販売。
「302番地」ロゴが入ったトートバッグも手に入ります。
ゆくゆくは、さまざまな作家さんの作品や雑貨も取り扱っていくそうですよ。
和室では、ブックトレードを展開。
自分の大切な本を持ち寄って、誰かの大切な本とトレード(とりかえっこ)するサービスです。
本は自由に閲覧もできるので、コーヒーを飲みながらのんびり読書するのも良さそう。
きっと好きな本が見つかるはず。
さらに施設外の畑では、野々市市の八百屋さん「香土(カグツチ)」さん監修のもと、さまざまな野菜を栽培。
今後はジャガイモやさつまいもなどの収穫を体験する「農業体験」も実施予定で、収穫した野菜を調理して「子ども食堂」を開催されるそうですよ。
「空き家活用や地域創生には、行政だけでは限度があります。民間企業も含め、多くの方々に興味を持ってもらうことで、その地域に関わる人が増え、チャレンジする人も増える。ここをきっかけに地域全体が活気にあふれ、笑顔が増えていくといいなと思います。」
地元の方も、観光客も、誰もが気軽に遊びに行ける「302番地」。
コーヒー片手におしゃべりするもよし、読書しながらゆったり過ごすもよし、自然の中でリモートワークするもよし、思い思いの過ごし方を満喫できそうですね。
「302番地」は、まだまだ始動したばかり!
これからのユニークな活用や挑戦に、ますます目が離せませんよ♪
302番地
住所石川県能美市鍋谷町ト302
営業時間木・金・土曜 10:00−17:00
※公式Instagramのカレンダーをチェック
定休日日〜水曜
駐車場あり(施設前)
公式Instagram( https://www.instagram.com/302banchi/ )