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【京都市北区】讃岐のコシと、はんなりとしたしなやかさと。平野神社前[手打ちうどん 鴨脚]の黒毛和牛のとろろ月見ぶっかけ

KYOTOLIFE

「黒毛和牛のとろろ月見ぶっかけ」は、この夏からの新メニュー

国産黒毛和牛バラ肉を使った夏の新メニュー

黒毛和牛のとろろ月見ぶっかけ1,200円

昨年夏、平野神社南にオープンした注目のうどん店。讃岐うどんの手法で手打ちする麺と、関西らしい優しい味わいの出汁を合わせたハイブリッドなうどんで、早くも老若男女問わずファンを増やしている。「黒毛和牛のとろろ月見ぶっかけ」は、この夏からの新メニュー。「銀閣寺大西」から仕入れる国産黒毛和牛バラ肉の甘辛煮と、とろろと合わせた卵がのった見た目も豪華なボリュームたっぷりの一杯。出汁を回しかけ具材とうどんを絡めて啜れば、最後まで箸が止まらなくなる。牛肉の旨みと、氷水で締めてコシを活かした冷たいうどんの存在感をとろろ卵がまろやかにまとめ上げる“三味一体”の味わいに、唸らずにいられない。

 

讃岐うどんの作り方をベースに、伸びのある独特の食感を目指す

うどんは、当日使うものだけを「朝練り」する

讃岐うどんの本場、香川県でもうどん作りを学んだ店主の河村さん。讃岐うどんの作り方をベースにしながらも、目指したのはしなやかで伸びのある麺。理想の食感に近づけるため、厳選した国産の中力粉を使い、水の量も一般的な讃岐うどんより多めに加える。

 

湯掻きたてのうどんのぬめりを流水でしっかり取ったあと、氷水できゅっと締める

出汁には、羅臼昆布、花かつお、うるめ、さば、あじを使用。いりこがメインとなる讃岐うどんに比べ、はんなりとして奥行きのある関西風の味わいになる。探求のすえ到達した、しなやかで親しみやすい食感の麺と合わせれば、まったく新しい「京都のうどん」の魅力が立ち上がる。

 

久御山産の旬の野菜をたねに、カラリと揚げた天ぷらも見逃せない

天盛り(5種)600円。この日は、大海老、ちくわ、万願寺とうがらし、茄子、舞茸

うどんメニューの他に、久御山の「牧村農園」直送の野菜を使った季節の天ぷらも見逃せない。カラリと揚がった軽い食べ心地は、自慢のうどんともよく合う。

 

幅広い層に寄り添った店づくりがうれしい

子ども連れも気兼ねなく利用できる心くばりがサービスのあちこちに

店内はお一人様からカップル、家族連れまで幅広い層の客で賑わう。また、子ども向けのカトラリーや椅子も用意。うどんの茹で具合も、小さな子ども向けに柔らかく調節してもらえるのがうれしい。

 

平野神社の少し南。西大路通に面している

通年の名物はかすうどん(1,000円)。使用する牛モツももちろん「銀閣寺大西」の国産牛のもの。脂の甘みと出汁の旨みが一体となった汁を啜ると思わずため息が漏れる。「牧村農園」の九条ねぎの絶妙な火通りも見事な逸品。こちらもぜひ。

店舗情報

店名:手打ちうどん 鴨脚

住所:京都市北区平野宮本町77

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