川崎新田ジム 西岡選手 就労支援施設でレッスン 商店会交流の一環
川崎新田ボクシングジム(多摩区登戸)に所属する西岡伶英選手(24)が4月28日、就労支援事業所「たまフレ!」(同)を訪れ、利用者にボクシングエクササイズを指導した。民家園通り商店会の会員交流の一環。
同事業所では、知的・精神障害などのある利用者が軽作業や就労に向けた技術の習得などを行っている。今回、プロボクサーが目の前に登場すると利用者は大喜び。練習用のグローブを手にはめて打ち方を教わると、西岡選手が構えたミットに勢いよくパンチを打ち込だ。練習の時間や方法など西岡選手への質問も次から次へと飛び出した。
同ジムの新田渉世会長は「プロボクサーに会う機会はなかなかないと思う。それぞれ何かを得てもらえたら」と述べ、同事業所の黒木順平施設長は「想像以上に楽しんでいて驚いた。商店会とつながりができ、障害のある人がますます住みやすいまちになる。利用者が社会に出る自信にもなったのでは」と話した。