熱中症対策に革命! 魔法瓶で持ち歩く氷のう『アイスパック』を1日外で使ったら最高すぎてビビった……
気象庁によると6月なかばにして梅雨前線が消滅したらしく、おかぜで早くも日本は猛暑に突入だ。まったくどうかしてるぜ。
無防備でボーっとしていたらあっという間に熱中症になってしまう。当編集部の御花畑ライターは「氷のうがイイ」って言っていたけど、もっと長時間冷たさが持続するモノってないんだろうか?
……なんて思っていたら、魔法瓶メーカーPEACOCK(ピーコック)から、魔法瓶構造で持ち歩ける氷のうが発売されているのを発見したぞぉ~っ!!!!
・魔法瓶で持ち歩く氷のう
購入したのは、PEACOCK(ピーコック)の魔法瓶で持ち歩く氷のう『ミニアイスパック シリコーン氷のうタイプ ABB-16』。
価格は税込3280円で、筆者は楽天で購入した。
サイズや氷のうの素材違い(シリコーン製または布製)で2025年6月時点で4種類が発売されており、シリーズ累計販売数は驚きの50万本というヒット商品なのだそう。
本体は水筒のような形で、中にシリコーン製のボトルが入っている。
ボトルの容量は150mlほどで、魔法瓶も薄くてコンパクト。正直氷のうとしては心もとないサイズだが大丈夫なんだろうか?
直近で1日外に出かける日があったため、実際に持ち歩いてテストをしてみることにした。
・まるごと凍らせてOK
持ち歩く前に準備から始めよう。このアイスパック、通常の氷のうと同様に水&氷を入れて使うことも可能だが それだけじゃない。
これだけヒットしている理由は、ボトルをまるごと凍らせて使えるという画期的な仕様がポイントだろう。
まずはボトルのフタを開けると、中にはどんぐりの帽子みたいな内フタがついている。
この内フタがあることで、フタの上部分の結露が少なくなるらしい。
ボトルには、上に1cmほど隙間ができるぐらいの量の水を入れて、
縦にした状態で冷凍庫へイン! そのまま一晩凍らせれば……
カチカチに凍ったシリコーン氷のうの出来上がり!
コレを魔法瓶にセットすれば、まさに「持ち歩く氷のう」になるというワケだ。さっそくお出かけに持って行ってみるぞ~っ!
・1日中キンキンに冷えていた!
検証をしたのは気温35度という猛暑日。
雲が少なくずっと太陽が出ている中、午前9時半から夜まで屋外で活動をした。幸い日陰に入っている時間が長く日傘も多用したが、それでも日中は目が回りそうなぐらいに暑かった。
活動開始から3時間、氷の残量は90%ぐらい。
朝は風が吹いて快適だったため使わずにいたが、昼食中にいよいよ暑くなってきて初めて氷のうを取り出す。
氷はほとんど溶けておらず、首筋にあてるとキーンとするぐらいに冷たい。他にもおでこや肘などを冷やしたところで火照りが収まった。
これまで水をかぶったり 冷たい水を飲んだり ペルチェ素子を使ったりと様々な熱中症対策をしてきたが、今までで一番ダイレクトに身体が冷えたように感じる。(記事を見返していたら、御花畑ライターもまったく同じことを言っていた)
活動開始から5時間、氷の残量は60%ぐらい。
筆者が氷のうを使うペースは1~2時間に1回ぐらい。そのため溶けるスピードもゆっくりなようで、活動開始から5時間(車での移動時間も含めると7時間ぐらい)が経ってもまだ半分以上氷が残っている。魔法瓶ってすげぇ!
冷たさ的には少しマイルドになったが、その分氷のうがやわらかくなって体にフィットするのが嬉しい。
活動開始から8時間、氷の残量は20%ぐらい。
地面に熱がこもって日陰でも熱かった午後の活動。頻繁に使ってため氷はほぼなくなってしまったが、水はまだ冷たく首筋にあてるとスーッと熱が引いていくのがわかる。
活動開始から11時間半、氷の残量は0%。
夕方になると陽が傾いて気温が下がったため、氷のうを使うことなく夜を迎えた。ボトルの中に氷は残っていないが、それでも触るとヒヤッとする程度に冷たさを残して この日の活動は終了した。
・冷却効果バツグンです
結論、アイスパックは超優秀。あまりにも効果的で便利過ぎた。
魔法瓶もシリコンボトルも 単体ではずっと前から存在したのに、逆にどうして今まで誰も組み合わせなかったんだろうか……!?
とにかくコレを発明してくれたピーコックには大感謝。これから待ち受ける真夏が楽しみになってきた次第だ。
昨年は人気のあまり売り切れが続出したという『アイスパック』。気になる人は早めの入手がオススメだ!
参考リンク:ピーコック『アイスパックシリーズ』
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.