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身悶えするほど甘酸っぱい!──2025年夏アニメ『薫る花は凛と咲く』第2話「千鳥と桔梗」を振り返ろう! 次回の注目ポイントもご紹介!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2025年7月より放送が始まったTVアニメ『薫る花は凛と咲く』。原作は三香見サカ先生による漫画『薫る花は凛と咲く』で、週刊少年マガジンの公式アプリ「マガジンポケット」で現在も連載中の人気作品です。

底辺男子校と呼ばれる千鳥高校に通う紬凛太郎と、隣に建つお嬢様校・桔梗女子に通う和栗薫子が、凛太郎の実家のケーキ屋で出会い、心を通わせていく学園青春物語です。

7月12日には第2話「千鳥と桔梗」が放送されました。前話では、実家のケーキ屋を介して凛太郎が薫子と出会い、ここからさらに交流を重ねていくと思われた矢先に、薫子が桔梗女子の生徒だということが判明。2人の関係がどうなっていくのかに注目が集まっていました。

本稿では第2話「千鳥と桔梗」を振り返り! SNSの反応などに触れながら内容を振り返っていきましょう。さらに、第3話の注目ポイントもお届けします!

※本稿にはネタバレ要素が含まれます。

前回(第1話)の振り返りはこちら

作品の根幹をなす重要なストーリー

薫子のことが気になり始めた凛太郎でしたが、薫子が桔梗の生徒だと知り、もう彼女はお店にも来ないだろうと思ってしまいます。それは偏見以外の何ものでもなく、強面の凛太郎が幼い頃に散々苦しめられてきたものでした。彼自身も知らず知らずのうちに人を色眼鏡で見るようになってしまっていたのです。

一方、人を決めつけない薫子は、千鳥を過剰に毛嫌いする自校の思想にも全く染まっておらず、犬猿の仲であることもあまり気にせずに千鳥の校門前で凛太郎を待っていました。薫子の芯の強さが感じられますね。

薫子が自分に会いに来てくれたことを嬉しく思う凛太郎でしたが、それでも一度持ってしまった固定観念から抜け出すことはできず、実家のケーキ屋で会った際に「もう店には来ないと思った」と告げてしまい、薫子を傷つけてしまいます。

母親に自身の偏見を指摘された凛太郎は、そこで初めて自分がされて嫌だった決めつけを薫子にしてしまったことを自覚。翌早朝に桔梗の校門前で薫子を待ち、彼女を傷付けたことと自分の正直な気持ちを伝えます。

和解した凛太郎に対して薫子は「千鳥と桔梗なんて関係ない 他でもないあなただから 私は知りたいと思ったんですよ」と作中屈指の名言を口にしました。偏見や先入観に囚われず、真実を自分の目で見ようとする姿勢は、本作の根幹をなすテーマであると同時に、現代社会においても大切なことですね。

視聴者からは「主人公もヒロインも嫌なところがなくて素直でいい作品や…」「自分のしたこと反省してちゃんと謝れる凛太郎かっこいいぞ!」「まっすぐな2人が最高過ぎて社会人の荒んだ心が浄化されていく」などの感想が寄せられています。

 

まだ付き合ってないの!? 甘酸っぱすぎる2人のやりとり

まだ2話にも関わらず、あまりに甘酸っぱく可愛い凛太郎と薫子のやりとりに、ファンからは「まだ付き合ってないの!?」との声も。

凛太郎に会いたくて校門前で待っていたと話す薫子に、それが嬉しかったと返す凛太郎。思わず本音を話してしまったことに慌てて「今のナシで‼」と取り消そうとする凛太郎に対し、「えっやだ!ナシにしないで…!」と返す薫子……最後には2人いっしょに顔を真っ赤にする一連のシーンには「可愛すぎて大声出た」「もう付き合ってるだろ」「口角上がりっぱなし」とSNSでも大反響。

和解した後、まだ誰もいないからと互いの教室の窓から手を振り合うシーンは、カップルじゃないのが不思議なくらい。弾ける笑顔で手を振る薫子がとても可愛かったですね。もちろん原作にも描かれているシーンなのですが、あんなに飛び跳ねているとは思いませんでした。凛太郎との距離が近づいた薫子の嬉しさが伝わってきます。

「ぴょんぴょんする薫子尊すぎた」「笑顔の薫子も可愛いし、静かに手を振る凛太郎も可愛い~」「本当にこのシーン最高」「いい笑顔だ~」と視聴者もピュアな2人の姿に心癒されている様子。

 
原作者の三香見サカ先生も「アニメ2話ラストの薫子めちゃ可愛かった ぴょんぴょんしすぎて少しだけ息切れてそう」とイラストを投稿されており、ファンからは「原作者によるアニメの補完!最高!」「息切れしちゃう薫子可愛すぎます!素敵なイラストありがとうございます!!」などの声が寄せられています。

 

友達が大事だからこそ話せなかった凛太郎

凛太郎は幾度となく友達から「何かあった?」と訊ねられていますが、結局薫子のことは話さないままです。宇佐美は第1話で「凛太郎ってどっか壁あるよな」と言っていましたが、本話の凛太郎の姿から、友達のことが大事だからこそ話せなかったのではないかと感じました。

カラオケ店で「ここ最近何かあったでしょ」と夏沢に聞かれた際、凛太郎は一度話すかどうか迷っていました。しかし、相手が桔梗の生徒であるため「桔梗なんかやめとけ」と言われると思い、話すのをやめています。

それは大事な友達に、薫子のことを否定されたくなかったからではないでしょうか。友達のことも薫子のことも大切に感じているからこそ、否定されて悲しい思いをしたくないのです。

これから凛太郎が、薫子のことも、薫子に対する気持ちも、宇佐美たちに打ち明けられるようになったらいいなと本話を見て感じました。

次回の見どころ

「…知りてぇな 和栗さんのこと」。今回少しではあるものの、距離が近づいた2人。これから2人がどんな風に距離を縮めていくのか気になるところですよね。次回は薫子の学校での姿が描かれます。お嬢様校である桔梗に通う薫子は、一体どんな良家の令嬢なのか、気になっている方もきっと多いはず。彼女の人となりがさらに深堀りされていくので注目してご覧ください。

また、初登場のキャラクター・保科昴(ほしなすばる)も登場すると思われます。彼女は薫子のクラスメイトであり幼馴染。実は第2話の中でも彼女の名前が一度登場していますので、ぜひ探してみてくださいね。

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