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@JAMと六本木アイドルフェスティバル、東急歌舞伎町タワーにおけるエンタテインメント施設の企画・運営を行なうTSTエンタテイメントの3者がタッグを組んでお届けする都市型サーキットフェス＜歌舞伎町UP GATE↑↑2025＞が、5月4日（日）、5日（月・祝）に開催された。

同イベントでは、200組のグループがZepp Shinjuku(TOKYO）、APEXIA、新宿LOFT、新宿MARZ、DHNoAなどの会場で多彩なパフォーマンスを披露し、大きな熱狂を生み出した。

本記事では、その中から5日の新宿LOFTに登場したLarmeRのライブレポートをお届けする。

・LarmeRの写真 62枚

取材＆文：竹内伸一
撮影：河邉有実莉

「Hello!New World!」のイントロに乗って、“盛り上がっていきましょう！”と声を上げ、LarmeRのライブが始まった。爽やかなポップソングを6人は、微笑みをたたえながらはつらつと歌い踊る。クラップを促したり、フロアに視線を送ったりと、観客を巻き込んでいきながら、新宿ロフトを彼女たちの空間へと塗り替えていった。

“自己紹介ソングです！”という「Love Live LarmeR!」は、その言葉通り、メンバー1人ひとりのキャラクターを歌詞に盛り込んだもの。観客はそのたびにメンバーの名前を叫んで盛り立てた。サビで6人が手を左右に激しく振ると、フロアでもサイリウムが左右に揺れて、会場の熱気も高まっていった。

“声出していきましょう！”と「虹色セブンデイズ」へ突入すると、軽快なサウンドに乗って彼女たちの動きも弾むような躍動感のあるものに。落ちサビではクラップに煽られながら7人で高らかに歌いつなぎ、その歌声で魅了した。

「この雫は、海を越える。」は、楽しそうな表情を浮かべながら、しなやかに踊る。サビでは6人の動きが綺麗にシンクロし、ここではダンスでその実力の高さを示した。そして最後は6人で声を揃えて熱唱。やはりしなやかに踊りながら堂々と歌い上げるさまは、スケールの大きさを感じさせる素晴らしいものだった。

ラストの「Dear Future Light」は、6人が力強い歌声で歌いつないでいき、サビではその声を重ねる。彼女たちの動きは次第に迫力を増して、間奏では見応えのあるターンもくり出す。一転、落ちサビでは切なげに歌い、かと思えば、大サビではさらに力強い歌声を響かせる。そこに観客も声を合わせて、会場中で大合唱。なんともドラマティックな幕引きとなった。

爽やかでキャッチーな楽曲と、にこやかな微笑みをたたえながらしなやかで気品あふれるダンス、そしてその気持ちを真っ直ぐに伝えるかのような伸びやかな歌声が一体となった彼女たちのパフォーマンスは、とても清々しいもので、観ているこちらの心が洗われるかのようだった。奇をてらわず実直に……そんなことを思わせるライブは、わかっていてもなかなかできることではないのではないだろうか。

LarmeR＜歌舞伎町UP GATE↑↑2025＞

2025年5月5日（月・祝）
新宿LOFT

Hello!New World!
Love Live LarmeR!
虹色セブンデイズ
この雫は、海を越える。
Dear Future Light