新国立劇場バレエ団、見どころばかりの冬の風物詩『くるみ割り人形』が開幕
2024年12月21日(土)新国立劇場 オペラパレスにて、2024/2025シーズン『くるみ割り人形』が開幕した。
今やホリデーシーズンの定番となった『くるみ割り人形』は、チャイコフスキー三大バレエのなかでもひときわ美しく親しみやすい音楽で、誰でも楽しむことができる作品。
ウエイン・イーグリングによる本作はスピーディーな振付が特徴で、特に主役ダンサーには高度なパートナリングの技術が必要とされる。1幕のロマンティックなパ・ド・ドゥ、2幕の荘厳なグラン・パ・ド・ドゥといったハイライト以外にも、全幕を通して華麗なテクニックがふんだんに盛り込まれ、見どころばかり。
その他、新国立劇場バレエ団が誇る美しい雪の結晶や花のワルツなどの群舞、2幕のいろいろな国の踊りを取り入れたディヴェルティスマンなど、充実したダンサー陣容を誇る新国立劇場バレエ団ならではの『くるみ割り人形』となっている。
本公演は来年2025年1月5日(日)まで新国立劇場で上演後、長野県上田市のサントミューゼでも1月12日(日)に上演される。上田での公演で通算99回目の上演となるイーグリング版の『くるみ割り人形』。クリスマス、年越し、お正月の特別なイベントとして楽しんでみてはいかがだろうか。