Yahoo! JAPAN

特に原因のない不妊…疲れ果て不妊治療を中断!その結果…

たまひよONLINE

5歳と3歳の娘の育児に奮闘中のママライター、清野ともかです。28歳から不妊治療を始めましたが、心の疲れから通院を中断。その直後に自然妊娠、31歳で待望の赤ちゃんを出産しました。今回は不妊治療開始から自然妊娠に至るまでの経験をお届けしたいと思います。

すぐ妊娠できると思っていたのに、心無い言葉が…


27歳で結婚した私は、フルタイムで仕事を続けながら、旅行に行くなど夫との時間も楽しんでいました。同じ時期に結婚した同僚たちはいわゆる妊娠ラッシュが始まり、次々と妊娠報告を受けていました。
すぐに妊娠できると思っていた私も、そろそろ…と思い、28歳から妊活開始。ところが、思うように結果が出ない日々を過ごしました。基礎体温計を用いて挑んでみるものの、なかなか赤ちゃんを授かることはできませんでした。
そんな中、上司からのある心無い言葉に深く傷つくことに…。
「同時期に結婚した子たちは皆妊娠しているけど、君は子ども作らないの? それとも出来ないの?」
上司からのこの言葉で、今までは前向きに励んできた妊活が、辛いものに変わってきてしまいました。そして、この時、一度病院で診てもらうことを決断しました。

原因が見つからない不妊に、不安と焦りが募る


しかし、婦人科に通いだしたものの、これといった原因は見つかりませんでした。そして、その時は20代だったこともあり、タイミング療法をとるために毎月通院しながら、妊娠しやすい体質に整えるための漢方を処方してもらうことになりました。

夫も協力的で、夫が受けた検査の結果は特に問題はないとのこと。妊娠に向けて再び前向きな気持ちになり、有給休暇を使いながら、仕事も通院も続けました。
毎月「今回こそは!」と期待が高まるのですが、「まただめだった…」と落胆することの繰り返し…。

「まだ若いし、特に原因はないから」との理由で、タイミング療法から別の方法に切り替わることもなく、不安と焦りは募るばかりでした。このままでは何も進まない、お世話になった病院だけど転院してみようと思い、一歩動き出すことを決めました。

転院して、新たな検査をしても結果が出ない日々…


転院し、今までの流れを相談すると、転院先の先生が「ひとつステップアップしてみましょう」と提案してくれました。そのひとつとして「子宮卵管造影検査」を受けることになったのです。

先生の「この検査をしたから妊娠できるというわけではありません。ですが、ひとつのステップとして一緒に頑張っていきましょうね」との言葉に救われ、また前向きに取り組もうと思うことができました。

この検査での痛みには、個人差があると聞いていましたが、私の場合は激痛で、気を失いそうになるほどでした。

ですが、検査結果は良好で、数回のタイミング療法を経て、人工授精へ進むことも決まりました。検査後は3回ほどタイミング療法をとりましたが、赤ちゃんはできず、また落胆の日々が続きました。

妊活ストレスからの解放! 直後にまさかの自然妊娠


検査後数回のタイミング療法では、勝手に期待してしまっていた分の落胆も大きく、職場での「妊娠まだ?」の質問に明るく答えることにも疲れ果て、溜め込んできたストレスが爆発してしまいました。

心の片隅には、それでも早く赤ちゃんが欲しいという気持ちがありました。でも、「もう赤ちゃんのことを考えるのをやめて通院を休もう、好きな物を買って、好きなところへ行って、おいしい物をたくさん食べよう!」、そう思って一度妊活から離れてみることにしたのです。

そんな日々を過ごしていた中、異常な眠気を感じるようになり「もしかして?」と妊娠検査薬を使ってみると、まさかの「陽性」! それが31歳の時でした。

思い返せば、結婚してしばらく経つと、悪気なく「お子さんは?」と、周りに声をかけられることが増えました。

原因の特定できない不妊が数年続いたことで苦しい気持ちになってしまいましたが、ふと、「夫と2人で楽しく生きていくことも、十分幸せなんじゃないかな」と思ったのです。そして、好きなことをして楽しく過ごすことに重きを置いていたところ妊娠発覚!

通院も中断し、期待もしていなかった時期の妊娠発覚に驚き、夫婦で涙を流して喜びました。

私たち夫婦の場合は、病院にも受診したけれど「特に原因のない」不妊ということでした。先が見えなくて焦り、苦しい思いもしましたが、私の場合、ストレスからの解放がひとつの要因になり自然妊娠することができました。そして、無事に体重3172g・身長50cmの女の子を出産。20代など年齢が若いと、不妊治療に踏み出すことに躊躇することもあると思いますが、不妊治療に通ってみて、その人に合わせた治療も提案してもらえることがあるのだと学びました。そして、あまり気負いすぎないことも大切なんだと実感しました。

[清野ともか*プロフィール]
おてんばな2歳差2人姉妹の育児に奮闘中のママです。不妊治療の末、授かった長女は、緊急帝王切開、次女も帝王切開と予想外の出産も経験しましたが、子どもたちは元気に成長中!私の経験を皆様の情報のひとつとして届けられたらと思い、記事を書いています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. <大学費用>わが子が怠慢で留年したら学費は親が払う?本人に払わせる?辞めさせる?

    ママスタセレクト
  2. 【一瞬で豚汁を超える感動の味に!?】一度食べたら忘れられない至福の旨さ!

    BuzzFeed Japan
  3. 【コンビニでわざわざ買わなくていい!!】激安食材でずっと極ふわ!?

    BuzzFeed Japan
  4. 【米子市】Cafe Restaurant Comodo|ボリューム満点の大満足ランチに、キッズメニューや記念日サプライズも充実したお店♡

    tory
  5. 「恋愛漫画」おすすめ人気ランキング【2024年最新】

    ランキングー!
  6. ケアマネージャー(介護支援専門員)の年収は?|都道府県別、年収アップ方法などもあわせて紹介します!

    ささえるラボ
  7. 【高知グルメ】田野町で美味しいものを食べるならここ!「富士」ほっとこうちおすすめ情報

    高知県まとめサイト 高知家の○○
  8. 【旭川市】わがまま家族が『道の駅あさひかわ』で食べるお気に入り店3選

    asatan
  9. 食べ応え十分!男性にもおすすめのお店3選

    asatan
  10. 懐かしさとはなにかを問いかける、上野アーティストプロジェクト2024「ノスタルジア―記憶の中の景色」が2025年1月8日まで上野『東京都美術館』で開催中

    さんたつ by 散歩の達人