江戸前風天ぷら居酒屋 海鮮類もよく酒飲み向けの良店「御幸町 ささき」
御幸町押小路上ル、江戸前風天ぷら居酒屋「御幸町 ささき」。天ぷら以外のお料理の精度も非常に高めで、酒飲み向けの良きお店なり。
海鮮類も充実の江戸前風天ぷら居酒屋
やってきました、御幸町押小路上ル。お店の名前は「御幸町 ささき」。東京の天ぷら店で修行され、京都高島屋に出店されたお店でも活躍されていたご店主が、京都に新しく、この2024年6月からお店を開かれたのですが・・・・
お高いコース店ではなくて「江戸前風天ぷら居酒屋」のような気軽なスタイルでやられています。外にあった張り紙がこちら。15:00スタートで昼呑みにピッタリなのですが、今回は予約して夜ご飯!という作戦。週末夜は、事前予約が確実ではないかと。
トークもしっかりできる小柄で優しそうなご店主と、お酒担当のお若いお姉さんの2名体制で運営中。キッチン前カウンター席が8席、4人テーブル席が2つというこじんまり店ですが、我々が入った18:00でテーブル席は2つとも3人組で埋まっていて、カウンターにお一人様1名!
カウンター席の天ぷら鍋の斜め前ぐらいに陣取るのだ。
当日のお料理はでっかい黒板に掲示してある安心安全システム。ご店主は日本酒がお好きなようで、かなり豊富に置いておられてそちらも日替わりでした。お料理価格は1人前または天ぷら1個分なのですが、量の違いはあるので注文時にご確認を。
で、京都市役所前駅近くのお店に来る時は、その30分まえにはゼビオの立ち飲み「1083(冨屋)」 に行くのが我が家の大定番。ビールは呑んできているので、いきなり日本酒でスタート。和歌山は平和酒造謹製「紀土 純米酒」¥770/合からという、酒飲みには嬉しい仕組み。
天ぷらに行く前にアラカルトを頂こうと3品注文。一皿目は「お刺身を盛り合わせでぜひ~!」ということで、こちら。
左からとろけるヤイドガツオ、炙りカマスに肉厚なブリ、ネットリと濃厚なモンゴイカ、こりこりと歯ごたえ良好~海の香り~!な白バイ貝という充実度高!なラインナップ。
苦手なネタが1つもなく、どれもハイレベルだなあ!と驚いたら、モンゴイカはこの茶色のタレ(モンゴイカの肝醤油)で是非食べてみてくださいね~、それ以外のモノ、バイ貝も合いますよとお教えいただくわけで。これは無条件で日本酒がグイグイ進みますなあ。
ちなみにお酒メニューがこちら。日本酒もお料理に合うお値ごろなものが多いので「紀土」→「金澤屋」→「白隠正宗」→「フモトイ」とお手頃系を中心に進行。4合達成!でした(汗)
お料理2皿目は「鴨ロース煮」¥1100なり。冷菜ですが、このお値段でこの仕事、これぐらいの量!なので、何も不満無し~!ですな。ちょっと甘口の上品な味付けで美味しいです。
更にお料理3皿目。「ツナと春菊の和え物」¥660なり。ポン酢系春菊サラダのような一品ですが、ツナがそもそも自家製なので、ま、お味の水準がハイレベル!なわけで。ここで2合目の「金澤屋」にスイッチした模様(汗)
で、他のテーブルはお酒が進んでいるのですが、お料理がマッタリ目進行なので、我々も様子を見ようと、まずは4種を注文。
これは天ぷらではなくて、フライ物。「鰤のレアカツ」¥1320なり。ここまでは全部1皿進行です。御覧のように中心は半レアに揚がったカツですが、練り辛子がバッチリ~!ですな。
で、これ以降は天ぷらに移行するので、天つゆと大根おろし、岩塩と盛り付け用取り皿を出してもらい、天ぷらの登場を待つのだ。
まずは、「半干しのキス」¥660なり。以下、全て1人分。結構大きめのキスで軽く干して水分を抜いてあるので、ホコホコ食感が際立つお味。中骨をからっと揚げてあるのもお酒のアテにイイですな。「江戸前の揚げ方なので、香ばしくって旨いですね!」とご店主にお声掛けすると、胡麻油7に綿実油3ぐらいだそうです。全然重くない揚げ上がりでした。
更に、「海老芋」¥550なり。事前にしっかりとダシを含ませて炊いたものを揚げてあるのですが、外はかりっと軽やかに、中はほっこりしっとりとダシの味が乗って、これまた超ウマ~。
「舞茸」¥330なり。肉厚で大きな舞茸を外はかりっとクリスプに揚げてあるのですが、ぐっとジューシーで香りも強め。いやー、野菜天の中では白眉ではないかと。(いや、単に好みなだけか‥汗)
更に珍しいネタで「かきピーマン」¥550なり。ピーマン半割りに牡蛎の身を詰めて揚げたもの。アツアツ過ぎて噛み切れない~!のですが、これも乙なお味でウマー。
で、初めに注文したのがこちらまで。相方は絶対あの野菜は食べる!ということで、天ぷら1種と〆メニューをお願いするのだ。
お料理が出るまでの日本酒ラストの「フモトイ」¥1100/合を出して貰いホッコリ。基本、片口での一合提供なのですが、酒器はガラス製の涼しげなものから、武骨な感じのモノまで色々とお使いです。グラス売りでもお願いできます。
で、相方共々、「れんこん」¥330は喰うでしょう!ということに。肉厚サクサクで文句無し~。〆は・・・
「桜海老天丼」¥990をご飯グッと少なめでお願いしてこれぐらいの量。いやー、やっぱり関東風の香ばしい揚がり方、天つゆもしっかり系でウマー!でした。天茶でも旨そうな。いやー、最後まで大満足なのですが、結構ガッシリと頂いてしまいました。
支払い時にご店主から「沢山吞んで頂いてありがとうございます!」を貰ってしまい(でも、4合だけですが)、以上で〆て¥17000割れだったように記憶。いやー、全然大納得!なのです。
「江戸前天ぷら居酒屋」を名乗られていますが、天ぷら以外のお料理の精度も非常に高め。お酒もラインナップにお安いのがあるので、色々調整は可能ですな。いやー、この年末時期に酒飲み向けの良きお店に遭遇してしまいました。 また、タイミングを計ってやってくる気満々店。御馳走様でした!
店舗情報
店名:御幸町 ささき
住所:京都市中京区御幸町通押小路上ル山本町427
営業時間:15:00~22:00
定休日:水曜日
TEL:050-5594-9335
https://www.instagram.com/gokomachi_sasaki/