おこめ天松堂
鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮に向かって徒歩8分ほど歩くと、若宮大路沿い左手にこちらの看板があり、路地裏に入ると「おこめ天松堂」があります。
画像出典:湘南人
お昼はおむすびとおばんざい、夜はおつまみや日本酒を楽しめるお店です。筆者は今回ランチタイムにはじめて伺いました。
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「お米を楽しむ」がコンセプト
日本酒の唎酒師(きき酒師)としても活躍する店主は、日本酒の勉強をしていく中で、必然的にお米にも詳しくなったそう。お米にはたくさんの品種があり、「お米で楽しんでもらいたい」といった想いから、お昼は日替わりで、3種類の品種から選べるお米を使用したおむすびを提供しています。
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日本酒メニューも日替わりでセレクトされており、昼飲みしたい方も存分に楽しめそうです。ひとつひとつ丁寧にメニューに詳細が記載されており、気遣いが感じられます。
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夜の鎌倉は昼とはまた違った雰囲気で、お昼と夜では客層もガラッと変わるとか、その違いも楽しめそうですね。
米とおばんざいが日替わりで選べるメニュー
お米3種類が日替わりで提供されており、お米の品種と具材をそれぞれ選び、その後セットメニューを選びます。おむすびは1つ100gで、コンビニのおにぎりと同サイズ、おむすびの一番人気の具材は炭焼き銀鮭350円(税込)だそう。
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お米に精通した店主が選んだこだわり抜いたお米は、農協を通さずに、直接農家さんから仕入れており、顔が分かる生産者さんしかおらず、現在取り扱う品種は約20種類あるそう。その中から日替わりで3種類が並びます。取材時はこちらの3種類でした。
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また、おばんざいも日替わりで異なります。連日行っても、今日はどれかな、と楽しめますね。
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筆者はお米本来の味の違いを楽しみたかったため、「小結び3種食べ比べ390円(税込)」と、「日替わりおばんざいセット630円(税込)」を注文しました。土鍋で炊いて、お櫃で保存したお米はカウンター上に置かれており、注文が入ると、店主がひとつひとつ丁寧におむすびにしてくれます。
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この日のおばんざいは、「小松菜と揚げのおひたし」と「蓮根のはさみ揚げ」でした。どれも身体に優しく、丁寧に作りこまれており、旬の季節の野菜を味わえます。
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塩小結は、右から長岡こしひかり・星空舞・風さやかです。
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特にこの3種類は違いがよく分かる3種だったそうで、ほんのり粘りがある星空舞、さっぱりしている風さやかなど、食べ比べながらじっくりお米本来の甘みや旨味、食感を味わいながら食べました。筆者自身もここまでじっくりお米を味わうのは初めての体験で新鮮でした。
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食後には気になった「アイスクリームの天ぷら430円(税込)」を頂きました。斬新なスイーツだと思って伺ったら、店主が学生時代に食べていたメニューだそう。見ためはまさに揚げたて天ぷら、食べると中にはバニラアイスが入っており、温度差や不思議な食感で、癖になりそうな美味しさでした。
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大人はセットメニューの注文が必須で、おむすび単品の注文はできませんが、小さいお子さんはおむすび単品での注文が可能だそうで、子連れには嬉しい配慮も。
このお店に来ると、普段よりもたくさんお米を食べて驚く親御さんも多いそう。筆者も次回子どもたちを連れて、また伺おうと思います。
洗練された空間で味わう絶品おむすびランチ
観光地で賑わうエリアにありますが、若宮大路沿いから少し入った路地裏にあるため、店内はとても落ち着いており、ゆっくり過ごせます。
取材時はゴールデンウィーク明けの平日の13時でしたが、ひっきりなしに入店があり、一時店内が満席になる時間もありました。13時過ぎには若干店内が落ち着くことが多いそうなので、その時間に行くとあまり待たずに入店できるかもしれません。
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こだわりのお米を選び、お米本来の味を楽しみながら、おむすびランチを堪能してみてはいかがでしょうか。店主もスタッフさんもとても優しく温かく迎え入れてくれます。みなさんもぜひ、行ってみてくださいね。