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寺町2「常敬寺」本堂など3件 国登録有形文化財登録へ答申

上越妙高タウン情報

浄土真宗を開いた親鸞聖人の孫で、僧侶の唯善が開いた上越市寺町2丁目の常敬寺の本堂など3つの建物が、国の登録有形文化財に登録される見通しになりました。 

常敬寺は751年前の弘安7年、現在の千葉県で親鸞聖人の孫唯善が開きました。その後、長野県を経て新潟県に入り、今から350年ほど前の1666年に現在の場所に移りました。

文化財に登録される見通しになったのは本堂と鐘楼、山門の3つです。

いずれも江戸時代中期から後期にかけての建物です。 

本堂の欄間には金箔を施した彫刻があります。

彫られているのは浄土真宗のシンボル「法輪」です。

また、鐘楼には当時の建物の特徴である「蟇股」と呼ばれる木の部材が飾られています。

山門は土から取った成分を使って色を付けた「弁柄塗」で仕上げられていて、地元の人はその色から親しみを込めて「赤門」と呼んでいます。

中戸真義 副住職
「親鸞聖人の孫で京都にある本願寺の叔父にあたる家系。私自身も親鸞聖人の系図上で30代目になる。親鸞聖人に連なる寺が高田の寺町にあることを知ってもらえれば地域の人もうれしいと思う」

国の文化審議会は先週21日、この3件を国の登録有形文化財に登録するよう答申しました。登録された場合、上越市での国の登録有形文化財は52件になります。

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