40代以降でカジュアルアイテムをむやみに取り入れるのは危険!解決策を人気スタイリストが提案
ずっと着続けている服が、どうにもしっくり来なくなってきた...ってこと、ありませんか? そんなお悩みを解決してくれるのが、著書の累計が10万部を突破するパーソナルスタイリストの杉山律子さん。そのなかの一つ『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』(KADOKAWA)では、毎日を楽に過ごすための、誰でもおしゃれになる着こなし術を提案しています。今回はその本の中から、流行にふりまわされることなく、どなたにも役立つメソッドの数々をご紹介します。ふだんのおしゃれに、ぜひ取り入れてみてくださいね。
※本記事は杉山 律子著の書籍『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』から一部抜粋・編集しました。
カジュアルはコーデに一つまで
カジュアルアイテムを素敵に取り入れている方って、あこがれますよね。ファッション誌やSNSでもよく見かけます。おしゃれで、真似してみたくなるものです。
カジュアルを形づくる定番といえば、スニーカー、エコバッグ、Tシャツ、ボーダーのカットソー、色落ちしたデニム、パーカー、キャップ、トレーナー、ウインドブレーカーなど。
ただ、心に留めてほしいのですが、カジュアルなアイテムって、基本、20代、30代の若者向けにつくられています。
なので、むやみにコーディネートに取り入れるのは、避けたいところ。おしゃれはそこで差がつくのです!
肌はくすむし、体型も......。若い頃のようなスペックがないのに、カジュアルなものを身につけても、正直、痛々しい。実際の年齢とアイテムの年齢との差が際立ってしまうだけなのです。
40代以降は、Tシャツをハイゲージニット素材にしたり、デニムをとろみ素材のパンツにしたり、エコバッグをレザーバッグにしたりなど、断然「きれいめ」のアイテムのほうがおすすめです。
アイテムそのものの「品のよさ」が全体の印象を押し上げて、老け見えをカバーしてくれます。
では、どうやって取り入れたらいいのか?ルールを設けましょう。
カジュアルアイテムは、コーディネートに一つまで。
例えば、スニーカーを履きたいなら、ほかのトップス、ボトムス、バッグはきれいめなものにしてください。全体のバランスがとれて、素敵になります。
アイテム数が増える秋冬でも、例えば、エコバッグとマウンテンパーカーなど二つまで。靴はパンプスにしてきれいめをキープ。足元が重要なのです。
コーディネートは、きれいめのアイテムをメインにして、カジュアルを控えめに。覚えておいてくださいね。