北海道ロックフィッシュゲームで40cmアイナメと対面成功【噴火湾】ゲストに良型トウベツカジカも
深まる秋の北海道で挑んだロックフィッシュゲーム。産卵を終えたアイナメが体力回復のために活発化するこの時期、噴火湾エリアを舞台に熱い釣行が繰り広げられました。小型のアイナメから40cmの良型、さらにはゲストのトウベツカジカまで登場!晩秋の魅力あふれる釣りの様子をお届けします。
アイナメ狙いのロックフィッシュゲーム
秋も深まりすっかり紅葉も落ちた北海道。北海道のロックフィッシュゲームのメインターゲットのアイナメは、産卵も終盤を迎え、体力の回復のために捕食行動に活発になる時期。シーズンラストスパートのロックフィッシュゲームを楽しむために、噴火湾エリアへ向かいました。
小型のアイナメキャッチ
最初にエントリーした漁港は噴火湾の中でもとても苦手意識のあるエリア。通ってはいるものの、なかなか良い釣果が伴わない漁港。朝マズメの時合でなんとか良い個体をキャッチしたいところ。
狙っていた良型の個体ではないものの、幸先よくアイナメをキャッチ!その後も似たような個体をキャッチした後に、反応がなくなったため移動しました。
45cmのトウベツカジカが登場
漁港内を移動する中で、船揚げ場のスロープ周りがハードボトムになっているエリアを発見。水深は2m程のシャローエリアですが、アイナメが産卵のために居着いていることもあるので、丁寧にサーチ。
すると「モソッ」とバイトしたのちに、フッキングが決まり、その後はものすごい重量感だが全く動かず、たまに生命反応がある程度。「これはもしかしたら久々の……」と思い姿が見えたのは、トウベツカジカでした!
カジカも秋に岸寄りするため、ゲームフィッシュとしてアイナメを追い求めるアングラーにとっての定番ゲストになります。
グロテスクな見た目とは裏腹に、鍋の具材にすると美味しいことで有名なお魚です。晩秋のゲストと久々のご対面!これはこれで嬉しい1尾でした!
産卵後のメスのアイナメキャッチ
先程トウベツカジカをキャッチした船揚げ場のシャローエリアで少し粘ることに。産卵が絡みそうな航内の他のポイントは、なかなか思うような反応がなく、やや苦戦しておりました。
陽も登り始めてきたので、時合を捉えることができたら良いなと思いつつキープキャスト。ロッドアクションでズル引きして、リグがストラクチャーに乗っかってから乗り越えた瞬間にバイト!
35cm程ですが産卵後のメスの個体をキャッチすることができました!
お腹も完全に凹んでおり、完全に産卵が終わった個体で、これから回復のために活発に捕食行動を起こします。
そうなるとシーズンラストスパート。来年もファイトしてくれた感謝の気持ちを込めてリリースしました。
40cmUPのアイナメを追加
漁港を移動し、船揚げ場のスロープのハードボトムエリアにエントリー。
シンカーは5g〜7gを使い分け微妙にタッチ感やスピードを変えて操作する意識で、ライトリグをトレースしていると、カツンというバイトからティップが持ってかれヒット!
慎重にランディングしてキャッチできたのは40cmジャストの産卵が終わったメスの個体でした。移動しても良い魚と出会えて本当に良かったです!
シーズンもラストスパート
産卵後は卵を守っているオスも卵を産んだメスも体力の回復を図り、捕食行動が活発になります。
それが終わると越冬に入るため、シーズンも残りわずか。まだまだ楽しめる北海道のロックフィッシュゲームの魅力をこれからもお伝えできたらと思います。
<久末大二郎/TSURINEWSライター>