上野千鶴子さんの講演など 12月1日に学習会「どう拓く新たな時代!」
「どう拓く新たな時代!~地域を動かし未来をつくる」をテーマにした学習会が、12月1日(日)に開かれる。会場はカリエンテ山口(山口県婦人教育文化会館、山口市湯田温泉5)で、時間は午前10時から午後3時半まで。やまぐちネットワークエコー(西山香代子代表、TEL090-1338-2058)の主催。参加費は300円。
人生100年時代かつ人口減少社会において、各世代毎に抱える課題は多様だ。そこで、「仕事・結婚・子育て」「学習」「老後」と、人生のステージごとの課題解決について話し合い、世代を超えてつながることのできる事業を推進するリーダーを養成しようと開かれる。
開会およびオリエンテーションに続き、午前10時20分から上野千鶴子さんによる基調講演「こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために」。この演題は、今年1月に発行された上野さんの著書のタイトル。「仕事」「結婚」「教育」「老後」と、ステージごとに社会と人生を問う全4章からなっており、「同書に込めた思いなどを、直接聞くことができると思う」と主催者。講演後には質疑応答の時間も設けられる。
上野さんは、1948年富山県生まれの社会学者。2021年3月に東京大学教授を退職し名誉教授に。現在は、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長として活動している。2019年の東大入学式での祝辞は大きな話題を呼び、今年4月には米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出された。ベストセラーにもなった「おひとりさまの老後」(文春文庫)や「在宅ひとり死のススメ」(文春新書)など、著書多数。
午後からは、課題解決のためのワークショップ。テーマに、
「人をつなぐ居場所づくり」
「地域づくりに女性の視点を」
「災害時の多様性(子ども、高齢者、障がい者、外国人等)を考える」
「安心して子育てができる働き方をするには」
「シニアの再チャレンジ(仕事・地域活動)」
「若者が地域で活動するには」
「移住者、外国人と、未来のために山口を語る」
の7項目を事前に用意。「その他(参加者からの提案テーマ)」も含めて、自分が感じている地域課題を一つ選び、同テーマを選んだ人同士でグループをつくる。各グループでは、課題解決に向けた事業企画を立案・発表。全グループの発表終了後には、上野さんによる総括もされる。
午前と午後、どちらか一方だけの参加も可能。希望者は、同団体(FAX083-923-9833、v-kayo@c-able.ne.jp)へ、申し込みフォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfR3i1U1TgFVCxsEvT7YWArLUJMQnBARCTiAaBHzrNumCNMNg/viewform)、ファクス、メールのいずれかで、名前、住所、電話番号、参加時間帯(午前・午後)を伝える。締め切りは11月15日(金)。