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はるみやホーム 一軒家で始める地域交流 菅田町で”住み開き”

タウンニュース

平田さん(左端)とワークショップの参加者

菅田町の住宅地に大人も子どもも気軽に集える”地域の家”がある。

「はるくんみやちゃんホーム」は、平田ミヤ子さん=人物風土記で紹介=が2017年4月、住宅の一部を開放する”住み開き”として開所した。義父の介護、夫の看病、発達障害の息子の育児をすべて一人で抱え込んでいた自身の体験がきっかけ。「誰もが自分らしくいられる場所が地域に必要」と、年齢や障害の有無など制約なく老若男女が参加できる住み開きとしてスタートした。施設名は自身と息子の名前からとったもの。「おばちゃんの家に遊びに来る感覚で。私にとっても自分らしく楽しめる居場所になっている」と話す。

毎週金曜日に定期開催し、月1回は読み聞かせや紙飛行機づくりなどのイベントも行う。3月7日には、地域サロンで押し花教室を開催する女性が講師を務めるハンドメイドのワークショップを開催。この日が初参加の人も笑顔で楽しく作業に取り組んだ。また「大人数が苦手。静かな方が落ち着く」といった人たちの要望にも合わせ、個別での開放にも対応。自身も横浜市の特別支援教育支援員講座を修了し、様々な特性・個性を持った人たちに門戸を開く。オンラインでのイベントも行い、近隣の区のほか都内から参加する人もいるなど、広がりを見せている。

誰もが自分らしく

菅田地域ケアプラザの地域交流コーディネーターは「地域に多世代が気軽に集える居場所があるのは素晴らしいこと」と話す。長年通っている女性も「学校帰りに気軽に寄ったり。何よりミヤ子さんの人柄が作る雰囲気が好きで来ている」と微笑む。

自身にとっても初めての挑戦となった住み開きも、気づけば多くの人が集うコミュニティに。今後も「自宅だからこそできるようなイベントや企画を行っていきたい」と話す。また市内他区での居場所づくりにも意欲を見せ、「第2・第3のはるくんみやちゃんホームができれば嬉しい。色んな人とつながりを持ちながら、みんなが個性を発揮できる場所をこれからも作っていきたい」と思いを語る。

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