陸っぱりから秋のヒラメを追う! クロダイ・マゴチ・キジハタと多彩ゲストと対面
近頃、筆者の地元では秋のヒラメが釣れ始めたと聞き始め、通年でフラットフィッシュ狙い狂いの筆者にとっては待ってましたと言わんばかりのシーズンが始まったようだ。そこで今回はとにかくヒラメが釣りたい筆者による、秋ヒラメを求めて悪戦苦闘しながら、ひたすらランガンしていく様子をレポートする。
秋のヒラメを陸っぱりで狙う
最近急に涼しくなり、地元でもポツポツとヒラメが上がり始めたと聞き、居ても立っても居られなくなり、昨年から開拓して目を付けてたエリアをランガンしてみることにした。まずやってきたポイントは、外洋に面していながらも若干ワンド寄りになっている。潮が良く通るポイントへ。
釣り場に立ってみると、すでに目の前でベイトの群れを追ってシーバスがボイルしている。この状況を見る限り期待せずにはいられない。早速タックルを組みスタート!
ゲストのクロダイが登場
まずはボトムの様子を探りつつ、魚が居るなら早いこと勝負を付けたいので、ヒラメキラーとして名高い、デスアダー6inchで広く探ってみる。すると早速、リフト&フォール中にコツコツと何かが当たってくる。
相手が小さいのか針にはかからないが、魚の反応はあるのでそのまま集中しながら、やっていると足元まで探ろうと手前でフォールさせ始めた瞬間、ゴンッと強烈なアタリでひったくるバイト!
すかさずアワセ手前のスリットに潜られないように一気に浮かせてくると、上がってきたのは真っ黒な魚体が綺麗な良型のチヌ!本命ではないがいきなり面白い魚が出て、さらに期待が高まる。
エソもヒット
その後、一通り探り終え今度は地形に変化がある箇所をピンポイントで探るため、筆者の伝家の宝刀フラッシュJシャッドのクリスタルラメカラーを投入。
するといきなりボトムから巻き上げ始めた瞬間に何かがヒット、重みもそれほどなくスルスルと上がってきたのは小型のエソ!この魚が釣れ始めると秋に入ったと実感する。
普段と違い魚の反応が多いとかなり期待度は高まる…がしかし、その後はどれだけ探ろうにも小シーバスやエソの反応しかなく、まさかの空振りとなりその日は終了となった。
後日釣行でマゴチ
2日ほど時間を置き、今度は普段からよく通っているポイントへ。ここ数日でこのポイントにかなりの数のサッパが入り始め、筆者の地元ではサッパの意接岸が始まると、秋ヒラメのシーズンスタートとも言えるので期待度は高まる。
まずは、ワームで実績のある箇所を広く探ってみるが、シーバスが弾いてくるようなアタリばかり。少し場所を移動し、一通り手前をワームで探り終えたので、ジグで大遠投し広くサーチしてみる。
満潮のタイミングで、堤防が低いせいで時折波が超えてくるのにビビりながら、リフト&フォールで探っていると、フォールでボトムに着く瞬間コツコツとアタリがあった。
ラインを張ってみるとグッと重みが乗ったのでアワセを入れ一気に浮かせてくる。上がってきたのは随分とかわいいサイズのマゴチだった。ヒラメではないが久しぶりにフラットフィッシュの顔を見れて少し安心した。
夕マヅメにキジハタがヒット!
時間帯は夕マヅメに入り最初に入って反応がなかった場所に戻ってきた。下げに入り始めマヅメ効果もあって期待しつつ、潮が良く聞いている沖の方をジグで大遠投して探っていく。
すると、シーバスのじゃれあいの可能性もあるが何かが、常にゴツンゴツンと当たってくる。この機を逃すまいと、沖のブレイクに何度も遠投してアクションを変えたりして誘ってみると、着底からジャークで数回シャクリ上げた瞬間、最近では久しく味わっていなかった、ゴンッ!!と竿先が引き込まれるような強烈なアタリ!
すかさずアワセを入れ、潮の流れに乗られ一気に走られながらも100m程の遠投先から必死に寄せてくる。
30cm級キジハタ
重みもそこそこあり、ついに来たかとワクワクしつつ浮かせようとするが、手前の敷石の際で急にまた粘って走り始める。ようやく観念したのかゆっくりと浮かせてくると、ヒラメにしては体が丸い。その魚の正体はまさかのキジハタ。
それも30cmあるなしくらいの中型サイズ。このサイズでも沖で掛け流れに乗られると、あんなに引くんだと驚いた。結局その後はそのまま日が落ち2日掛けたヒラメ調査は無念の敗北となった。
しかし、本命ではないにしても色んな魚種に出会え、秋に入り確実に色んな魚のやる気が上がっているのは確かなので、今後もめげずにヒラメを探していきたい。
<明石健太郎/TSURINEWSライター>