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成瀬小5年2組 学びの成果が弁当に よろずやで21日から販売

タウンニュース

実物の弁当を前に喜ぶ児童

市立成瀬小学校(今井仁吾校長)5年2組の児童が、総合的な学習の時間に食について学習。その過程で米の消費量を上げたいと考案した弁当が、市内のスーパー「よろずや石田店(葛貫伸太郎店長)」で3月21日(金)から販売される。

弁当を考案したのは同校5年2組の児童。授業で食について学びを進めていく中で、「令和の米騒動」と呼ばれる昨年のスーパーなどの店頭にお米が並ばなくなった社会現象に着目。調べを進めると水不足や農家の少子高齢化、インバウンドの増加による米の消費量の増加など、米や米農家を取り巻く環境について知り、「日本でのお米の消費量を上げたい」という思いに至った。そのためにどうしたら良いかを話し合った結果、オリジナルのおいしい米弁当を作ろうとクラスで合意。「米-My-弁大作戦」と命名し学習を進めた。

受験生やスポーツ選手へ

クラスで8グループごとに分かれ「受験生やスポーツ選手向け」「高齢者向け」「野菜嫌いの人向け」など弁当を考案。栄養教諭による栄養バランスや見た目、味付けなどを学び、それぞれの弁当を発表。投票の結果、受験生・スポーツ選手のために考案した弁当が採用され、「よくばり弁当う米(まい)もん」と名称を決定した。

児童の家族がよろずやに勤務していることから、日頃から地域とのつながりを積極的に行っている同店が児童の思いに感銘を受け、商品化を快諾。惣菜チーフの葛貫希久さんが中心となり、商品化に向けたプロジェクトがスタートした。

5大栄養素をバランス良く

弁当の中身は5大栄養素をバランスよく取り入れるため、焼きおにぎりやわかめにぎりなどの炭水化物、タンパク質は「タコさんウインナー」、ビタミンをほうれん草のソテーで補い、脂質などはその他のおかずで補う、ボリューム満点の弁当になった。

考案した児童によると、受験生が勉強しながら片手て食べられるようにおにぎりにし、スポーツをやっている人のために、タンパク質多めで栄養たっぷりにしたという。葛貫さんは「品数の多い割りに手間がかからず、栄養のバランスも良く作りやすい。弁当には水分の多いものは向かないが、その点も良く考えられている。未来を担う子どもたちの意識の高さを知り、ぜひ協力したいと思った」と話す。

う米もんは3月21日(金)から31日(月)までよろずや石田店で期間限定で販売する。1日10食限定で価格は810円(税込)。

弁当の試作品

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