パクチー全振り、狂気のチキンバーガー誕生!想像の15倍で草
パクチー、好きですか? あの爽やかでクセのある香りに魅了される人もいれば、「無理!」と顔をしかめる人もいる……まさに“好みが真っ二つに分かれる”代表食材のひとつ。
そんなパクチーが、もはや主役どころか全編出演級の存在感でバーガー界に殴り込みをかけてきました。その名も「爆草パクチーチキンバーガー」。
フレッシュネスバーガーが「もはやジャングル」と自ら煽るこの問題作、これはもう食べずにはいられない……!
■ 「もはやジャングル」のキャッチも納得の衝撃作「爆草パクチーチキンバーガー」
4月16日から5月27日まで開催中の「パクチーアジアンフェア」の一環として発売されたのは、「爆草パクチーチキンバーガー」。お値段は税込1290円です。
バンズの代わりにパクチーが使われている狂気の商品。バーガーラップいっぱいに、爆発したかのごとく広がるパクチーの緑は、まさに「爆草」の名の通り。
パクチー好きは狂喜乱舞、パクチー嫌いは阿鼻叫喚必至な、尖りに尖った出で立ちをしています。
公式キャッチフレーズである「もはやジャングル」も頷けるビジュアルです。使用されているパクチーは、同じ「パクチーアジアンフェア」で登場している「パクチーチキンバーガー」の通常(1倍)仕様の15倍量!15倍!?多すぎてもうわけがわかりませんが、尋常でないことだけは伝わってきます。
早速近くのフレッシュネスバーガーに足を運んで、注文してみました。
待つこと数分、到着した「爆草パクチーチキンバーガー」はバーガーというよりサラダ。パクチーは、ともすればイメージ写真以上に入っています。あとフォークが添えられています。やっぱりサラダでは?
しかしバーガーに顔を近づけても、香りにはそこまでパクチー感はありません。フライドチキンの香ばしさの方が立っています。具材はフライドチキンのほかトマト、玉ねぎ、特製のタルタルソースです。
手に持ってみると、意外と重い。でも質感はふわふわと柔らかめ。パクチーだからですね。あとどの角度から見てもパクチーです。よく見るとグリーンリーフも入ってました。
あまりにインパクトのあるビジュアルに「どうやって食べれば……」と困惑しつつ、覚悟を決めて食べてみます。
■ 味は見た目ほどパクチー感強くない!たくさん食べてこそ分かる青さの奥の旨味
ひと口かぶりついた瞬間、パクチーの青さが口の中いっぱいに広がります。葉のパサついた食感と、茎のジャキジャキとした食感も合わさって「あー、パクチーってこんな感じだったな」と思い出してきます。
爽やかだけど草感が強い、独特な生っぽさ。どこか歯切れの悪さが残る食感も個性に拍車をかけます。好き嫌いが分かれるのも納得の味の持ち主。
ただ、量に比べると意外とパクチー感は強くない気がします。ジューシーなフライドチキンや、クリーミーな特製タルタルソースとうまく調和して、全体的にはマイルドで食べやすい味になっています。
とはいえパクチーは他の具材と比較して8:2くらいの割合で口の中に入ってくるので、それ相応に強烈。しかし一方でこれだけの量を食べるからこそ、青臭さの奥にある旨味のようなものも分かってきます。
そしてフライドチキンとの相性もよいです。独特の爽やかさが衣の脂っこさを薄めつつ、ジューシーな鶏ももの味をしっかり引き立ててくれます。
お好みで別添えされている塩レモンソースをかけて食べるのもおすすめ。ほどよくうま塩な味と、レモンの爽やかさは、パクチーの美味しさをより引き出してくれます。
パクチーは確かに個性的で好き嫌いが分かれる食材ですが、揚げ物にはかなり合うのでは?というのを、この「爆草パクチーチキンバーガー」を食べて思いました。
筆者は特にパクチーが好きでも嫌いでもない人間でしたが、偏愛する人の気持ちも分かるような気がする、そんな商品でした。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025050906.html