【子ども取らないで!同居義母】わが子の写真みてモヤモヤ!隣にはいつも義母#4コマ母道場
アイミさんには2人の子どもがいます。しかし実際に育児をしているのは同居している義母。ほかの人が聞けば「羨ましい」「お義母さんに感謝しないと」と言いますが、アイミさんはモヤモヤしてなりません。今回はそんな家庭のお話です。
本当の母親はどっち?
【編集部コメント】 家に飾られている写真は、アイミさんの子ども、ミオちゃんとエミちゃんが義母と写っているものばかり。アイミさんと子どもたちが写っているのは、ほんの1~2枚です。子どもたちはアイミさんの子どもなのか、義母の子どもなのか、はたから見てもわからないのではないかと思うほどのようです。
お義母さんに取られた!
【編集部コメント】 なんとミオちゃんとエミちゃんは義母のことを「お母さん」と呼ぶのだそう。アイミさんのことを「ママ」と言ったことはあるのでしょうか……。遠い昔にあったかもしれないけれど、アイミさんは「自分がママだということを忘れてしまっているのではないか」と不安がっています。
同居を決めた理由
【編集部コメント】 義両親は、アイミさんを温かく迎え入れてくれました。慣れない育児の不安や、今後仕事に復帰するときを考えて、コウヘイさんと2人で子どもを育てるよりは、義両親がいたほうがいいと思って同居を決めたようです。
ツライ産後、義母がサポート
【編集部コメント】 義母がミオちゃんをみてくれていて、アイミさんはたしかに助かっています。それに加えて再び赤ちゃんを授かり、つわりに苦しんだとのこと。義母がいなければとても辛い状況だったと自分でもわかっているようです。アイミさんも助かったことでしょう。
家族みんなで助け合って
【編集部コメント】 アイミさんは漠然と「このままでいいのかな」と思っていたようですが、義母が「子どもたちの面倒は任せて」と言ってくれたのだから、と子ども2人を任せて仕事に復帰することになりました。しかし実際に仕事に戻ってみると、子どもたちと過ごす時間がなかなかありません。
なんかおかしい
【編集部コメント】 たしかに、同居の義母が子育てを担ってくれる状況は、とてもありがたいことでしょう。けれどもアイミさんは、義母がいなかったらどんなに大変かを実感することもなければ、子どもとのスキンシップがどんなに大切な時間かを知ることもないままだったのです。
私は仕事をするだけ
【編集部コメント】 ミオちゃんたちの母親は、義母ではなくアイミさんです。それなのに、アイミさんの目の前で義母を「お母さん」と呼ぶミオちゃん。アイミさんはショックだったでしょう。アイミさんが「子どもたちは自分のことをどんな存在だと思っているのか」と考えてしまう気持ちもわかりますね。
ずっと疑問だった
【編集部コメント】 アイミさんは子どもたちのお母さんなのに子育てにかかわれず、義母が決めた子どもたちのルーティンに従わなければなりません。義母が子どもたちのことを考えてルーティン通りの生活をしていることは、十分にわかっています。しかし「ただ同居している人」だと思われているならば……アイミさんの悲しい気持ちもわかります。
子育てがしたい
【編集部コメント】 たしかに他人から見ると、アイミさんの環境は羨ましいのかもしれません。子育てをしていると、子どもの預かり先に苦労する人もいるでしょう。けれど周りの人は、アイミさんが多少なりとも母親をしていると思っています。現実は、アイミさんはわが子とかかわる時間がほとんどないのです……。
これからは夫婦で
【編集部コメント】 義父はアイミさんが子育てをすることに賛成してくれたものの、アイミさんの態度に憤慨している様子です。アイミさんからしてみれば「子どもを取られた」ですが、義両親からしてみるとどうやら違うようですね。
【義母の気持ち】私が全部お世話すればいい
【編集部コメント】 このままだとアイミさんにとって精神的にも肉体的にも負担が大きすぎると感じたお義母さんは、孫の育児を申し出ました。アイミさんから助けを求められたときだけではなく、自分が主力となって子育てをすることがいいと判断したのです。家族みんなが幸せになるために……という思いだったのですね。
それがアイミさんの望みなら
【編集部コメント】 アイミさんからの「子育てがしたい」という言葉に、心にぽっかり穴があいたような気持ちになったお義母さん。孫と過ごす毎日は大変でしたが、当たり前のものになっていたからでしょう。しかし孫たちの実の母親であるアイミさんが「自分で子育てしたい」と言うのなら、もう何も言えないお義母さんなのでした。
非常識、極まりない!?
【編集部コメント】 お義父さんはお義母さんが自分を犠牲にして、家族のために、孫のために頑張っていたことを知っています。だからこそ、アイミさんがあまり感謝をしていないように見えて怒ってしまったのでしょう。お義母さんはアイミさんから子どもを奪いたかったわけではありません。辛そうにしているアイミさんを助けようとしただけだったのです。
気遣いが逆効果
【編集部コメント】 家族みんなが、どうすることがベストな選択なのかわかりません。お義父さんが言っていることも、アイミさんの理想も、お義母さんが孫やアイミさんに寄り添う気持ちもわかります。そんななかアイミさんにとって幸いなのは、お義母さんがアイミさんに寄り添ってくれていることなのではないでしょうか。
ひとつずつ解決していけばいい
【編集部コメント】 お義母さんとアイミさんは、ひとつずつ相談をしながら子育てをしていくことになりました。今までお義母さんが子育てすべてを担ったのは、細かい頼みごとを言うことが、アイミさんのストレスになるだろうと思ったためでした。ですがアイミさんが自分で子育てをしたいと言うのなら、そうするべきと感じたようです。
【私の気持ち】私が望んだこと
【編集部コメント】 今まではアイミさん自身が悩んで答えを出したり助けを求めたりする前に、すべて義母が察してアイミさんに手を差し伸べてくれました。だからどこかで「自分が望んだことじゃない」という意識が強く、感謝の気持ちも薄かったのでしょう。けれどこれから子育てをしていけば、必ず心から義母に感謝をする日が来るはずです。
【義母の気持ち】夫婦でゆっくり過ごすのも悪くない
【編集部コメント】 アイミさんはお義母さんにたまに助けてもらいながら、夫婦で3人の子育てをすることに決めたそうです。大好きな仕事も時短勤務に変えました。何かを成し遂げたいのなら、何かを犠牲にしなければならない。アイミさんの場合は、大好きな仕事よりも子どもたちとの時間を優先したということでしょう。