「事業経営に寄り添った継続支援」 愛甲商工会会長 中村美好
明けましておめでとうございます。
会員をはじめ地域の皆様が、輝かしい2025年の新春をお健やかにお迎えの事と心からお慶び申し上げます。
昨年は、有観客となったパリオリンピックにて、海外開催では過去最高のメダル獲得と多くの日本人が活躍、20年ぶりとなる最新の偽造防止技術が採用された新紙幣の発行などうれしい話題で盛り上がる中、年明けに発生した能登半島地震や、豪雨・台風による大規模自然災害により、各地に深刻な被害をもたらしました。
全国的な損害は計り知れず、各々の事業所で防災・減災の対策の見直し、解決しなければならない問題が山積していると推察されます。
日本経済は新型コロナウイルスが落ち着き、景気回復基調が見られるものの、我々中小・小規模事業者にとっては、歴史的な円安や物価・資源価格の高止まり、深刻化する働き手の不足、更には最低賃金の引き上げ等も重なり、多くの事業者の皆様が依然として大変厳しい事業環境下に置かれています。
そのような中、当商工会では、高度化する会員ニーズを捉え、昨年より国に認可を受けた第2期経営発達支援計画に基づく、個社支援に重点を置いた伴走型支援事業の実施、特定創業者支援事業や、愛川町経済活性化のための朝市事業「愛川にぎわいマルシェ」の企画など様々な事業を実施してまいりました。ご利用いただいた皆様には、大変なご好評をいただきました。この紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。
まだまだ不安定な状況が続くと思われますが、地域中小企業の皆様に寄り添った経営改善事業をはじめ、伴走型経営支援に尽力して参りますので、会員、地域の事業者、住民の皆様には、商工会活動に対する一層のご支援をお願い致すところであります。
結びに、本年が商工会会員皆様並びに関係各位にとりまして、輝かしい年となりますよう、皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ新年のごあいさつといたします。