東京、9月7・8日に開催される秋まつり3選
東京の夏祭りはほぼ終わってしまったが、秋の紅葉まで東京は静かなわけではない。やはり世界で最も活気のある都市の一つ、東京は秋祭りも盛んに行われている。
ここでは、下北沢の「北澤八幡神社」で、6年ぶりに最大の神輿が登場する例大祭から、創造力を掻き立てる東京藝大の祭りまで、2024年9月6日(金)から8日(日)にかけて東京の週末に行われる祭りを紹介しよう。
北澤八幡秋まつり
毎年9月最初の週末に行われる北澤八幡神社例大祭。今年は6年ぶりに本社神輿が練り歩き、華やかさを取り戻す。
祭りは2日間にわたって行われるが、メインイベントとなる本社神輿(宮神輿)渡御は9月8日(日)に行われる。金色の本社神輿は7時45分頃に神社を出発し、下北沢駅周辺の各地区を巡った後、13時に神社に戻り、集団渡御のグランドフィナーレを迎える。
17時からは、フラダンス、ベリーダンス、雅楽などのライブパフォーマンスも行われるほか、期間中は約70の露店・縁日屋台が登場し、にぎわいを見せる。
※9月7〜8日、12〜21時/入場は無料
雷門盆踊り
浅草寺の入り口にある雷門が、9月7日は盆踊りでより一層にぎやかになる。提灯で飾られたやぐらの周りを浴衣姿の人たちが踊る。気軽に参加してみよう。
また、雷門一之宮通りには、8月6日と7日の17〜18時は、着物姿の女性の絵が描かれた色とりどりの提灯が並び、火が灯る。日本唯一の絵どうろうが秋田県湯沢市から移設されているので、見逃さずに。
※9月7日、18〜20時/入場は無料
藝祭
東京藝術大学の才能豊かな学生たちが、クラシックコンサート、怪獣山車、アートマーケットなど、都内で最も畏敬の念を抱かせるフェスティバルを開催する。
9月7日17時25分から18時55分まで、メインステージでラッパーのDOTAMAがライブを行うほか、大学敷地内の7つの会場では、学生主導のバンドやゲストアーティストによる連続公演が行われる。
ビジュアルアートとしては、校内に連日展示される「祭り山車」は見逃せない。この山車は毎年恒例で、生徒たちは伝統的な神輿に現代的なセンスを加えるという創造的な課題を課せられている。
今年は、9月6日の10時〜14時50分に上野公園の竹の台広場付近、9月8日の12〜13時に上野六丁目商店街を練り歩く。後者では、大学サンバ部によるサンバ演奏が行われる。
アートマーケットには、学生が制作した小物類が並ぶ。東京の未来を担う創造のほとばしりを体感しよう。
※9月6〜8日、9~19時/入場は無料