「第12回いすみ市大原港一つテンヤ真鯛釣大会」が開催【千葉】5kg超えマダイが浮上
9月16日(月祝)、外房大原で4年ぶりとなる「第12回いすみ市大原港一つテンヤ真鯛釣大会」=夷隅市東部漁協大原遊漁船部会主催=が全28隻、397人が参加し開催された。
大原港一つテンヤ真鯛釣大会
当初は8月18日に開催予定だったが、台風7号の影響で延期となっていた。
3時半から大原漁港市場で各船の受け付けが開始され、4時から開会式とルール説明。釣り方は冷凍エビ使用のひとつテンヤ釣法に限り、鯛ラバやルアーの使用は禁止。マダイ1尾の重量勝負で各船1位を表彰。そのなかから総合優勝~3位が入賞。マダイ、シイラ、サメやエイ以外の最重量魚を上げた人には大物賞が送られる。そのほか、レディース賞やジュニア賞も用意された。
開会式が終わると、各自乗船。今回は春栄丸から取材した。4時半に白川永一船長の操船で出船。航程30分ほどで根周りのポイントに到着。
朝イチは早掛け賞狙い
5時に船長から「早掛け賞があります」とのアナウンスでスタートフィッシング。
釣り場は水深21mほど。多くの人が5~8号のテンヤを選択。まず竿を曲げたのは右舷ミヨシの鐘ヶ江栄一さん(葛飾区)で、良型マダイをキャッチ。
続けて同舷ミヨシ3番で小型が上がる。右舷ではミヨシ2番の島原輝行さん(千葉市)良型を2連チャン。
その後船長は、根周りのポイントをこまかく探って転々と攻める。根掛かりやオマツリなどは、仲乗りがすぐにフォローに入るので安心。
本命続々登場
8時すぎに、ナダ寄りの大型の出るポイントへ大きく移動。左舷ミヨシの植草慎一さん(市原市)の竿が海面を突き刺す。仲乗りのタモに収まったのは1kg半ほどのヒラメだった。テンヤは8号でマダイはすでに6尾掛けている。右舷トモ2番の紅一点・川崎みきさん(習志野市)は、同宿に月2回のペースで通う常連で本命をキャッチ。
9時半を回り、最後の流しで船長は港近くのポイントを狙う。水深は13m、反応があるうえ海上にはトリヤマも見える。
左舷トモ2番の雪江智則さん(千葉市)、大ドモの常連の向山直樹さん(鎌ヶ谷市)も良型を追加し、10時にストップフィッシングとなり帰港。
優勝は5kg前後の接戦
上位者のみ検量し、船中最大は島原さんの1.2kgで、本検量に持ち込まれた。その後、港に戻り表彰式。各船苦戦も、1kg前後の釣果が多かったが上位2人は5kg前後の大接戦。
5.03kgで古郡方(のあ)さんが、大内チャライカさん4.95kgを80gの僅差で破り優勝した。
表彰が終わると、竿やクーラーなどの釣り具から、イセエビ、サザエなどの海産物などが当たる抽選会やじゃんけん大会が行われ、14時すぎに散会した。大会結果は別表の通り。
なお同部会では、来年はヒラメ釣り大会を予定しているので、ぜひ参加してみては?
優勝者コメント
「つる丸船長がラストに大物実績の深場(水深40m)へ最深部のカケアガリでヒット。うまくタモ取りしてもらえました」。
タックルはロッド:テンヤマダイFT240MH、リール:ミラブルC3000、ライン:PEライン0.8号、リーダー:フロロカーボンライン3号、テンヤ:紅牙8号。
<週刊つりニュース関東版 岩下和弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年10月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。