箱根町 ごみ焼却炉を停止 小田原市などで受け入れ
箱根町が5月7日、箱根町環境センターにある廃棄物焼却炉の排出ガス中のダイオキシン類濃度の定期測定で、基準に対して1・3倍が検出されたと発表した。測定結果を把握した同日から運転を停止し、現在は小田原市などで可燃ごみを焼却している。
同町によると排出基準値は1ナノグラムで、今回1・3ナノグラムが検出されたことが分かった。なお昨年11月〜12月にかけてセンター周辺で実施した大気中の測定結果は基準値以下だったという。同センターの廃棄物焼却炉は、今年10月から足柄下郡3町で行う可燃ごみの共同処理開始に伴い、9月末の稼働終了が決定していた。そのため、焼却炉は補修せずに現在は小田原市と熱海市の施設で焼却している。
小田原市は5月12日から1日当たり約15トンの可燃ごみを受け入れている。期間は9月末まで。市清掃工場の1日あたりの平均焼却量は約130トンで、焼却処理能力は約150トン。