【インターハイ④】陸上競技 上位進出狙う6人 近大高専
7月23日から中国地方などで開かれる全国高校総合体育大会(インターハイ)「開け未来の扉 中国総体2025」に出場する、三重県伊賀地域ゆかりの選手たちに大舞台への意気込みを聞いた。
跳躍や長距離走、混成競技など、毎年のようにインターハイ出場者を出している近大高専(名張市春日丘)。今年もトラック・フィールドの4種目に次の6人が出場する。かっこ内は学年、出身地、東海総体での順位。
▽男子棒高跳 上野颯勢さん(3年、伊勢市、1位)
▽同三段跳 北村隼人さん(3年、伊勢市、1位)、中川翔太さん(1年、伊勢市、4位)
▽同110メートルハードル 鎌倉舞飛さん(2年、松阪市、3位)、久保太一さん(3年、津市、4位)
▽同400メートルハードル 杉山大和さん(2年、松阪市、4位)
チームの主将でもある上野さんは、昨年に続いての出場。東海総体は自己ベストの4メートル90センチで制したが、「目指しているところに届かず、悔しさもあった」と満足はしていない。空中で横に流れない姿勢や角度をいかに保てるか、試行錯誤は続く。「もちろん記録も大事だが、1位で終えるのが今回の目標」と気を引き締めている。
「走りの姿勢を改善することが結果や記録につながっている」と話す北村さんは、県・東海とも制して初のインターハイへ。持ち前のバネを生かせる体力・筋力をつけるべくトレーニングに励んでおり、「大会では序盤に15㍍台を出し、良い展開に持ち込めたら」と話していた。
昨年は準決勝まで進んだ久保さんは、磨いてきたスプリント力と体幹トレーニングの成果を武器に、「自己ベスト14秒35の更新と決勝進出」を狙う。
久保さんと同種目に出場する鎌倉さんは「いつも通り」を崩さないことを意識し、「今の動きをいかに高められるか」と技術向上に余念が無い。目指すは準決勝進出だ。
東海総体で自己ベストの52秒69をマークした杉山さんは「決勝に進む」「競技や大会を楽しむ」という2つの目標で初のインターハイに挑む。
中学時代に三段跳で全国優勝した中川さんは、助走の改善を課題に挙げ、「決勝の12人に残り、自己記録を上回る14メートル80センチを目指したい」と話した。
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