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【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」第6話キングピン「マァァァイン」絶叫はアドリブだった ─ デアデビル戦闘と対なす案も

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マーベル・ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1第6話『過剰な力』では、ウィルソン・フィスク/キングピン(ヴィンセント・ドノフリオ)の激しい格闘シーンが描かれた。そのなかでフィスクが発した感情的な叫びは、実はドノフリオによるアドリブだったという。本作のセカンドユニット(第2班)監督兼スタント・コーディネーターのフィリップ・J・シルベラが、米のインタビューでその舞台裏を明かしている。

この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1第6話『過剰な力』のネタバレが含まれています。

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この記事には、「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1第6話『過剰な力』のネタバレが含まれています。

(c) 2025 Marvel

(c) 2025 Marvelキングピン「私のものだ!」

「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1第6話『過剰な力』で、妻ヴァネッサの浮気相手であるアダムを、地下の檻に幽閉していたフィスク。第6話『過剰な力』では斧を片手にアダムの元へ行き、「バネッサは解放を望むだろうが、そう簡単にはいかない」と告げる。そしてドアを開けてアダムに斧を手渡し、名目上 “対等”な戦いを申し込む。かつて幼いフィスクが、父親をトンカチで殴り殺した過去をなぞる戦い方だ。

アダムの最初の攻撃を交わすや、フィスクは強烈なパンチを何発も浴びせる。完全に無力となったアダムをテーブルに叩きつけ、さらに激しい殴打を連発。最終的には、壁に思い切りアダムを2度叩きつけ、「私のものだ!(Mine!)」と叫ぶ。この激しい戦いは、同時進行するデアデビルVSミューズ戦と交差するように描かれていく。

フィスク&アダムのシーンの撮影について、フィルベラは「面白いのは、僕たちには時間がなかったことです」と振り返り、当初は「フィスクがアダムを壁につるして窒息させようとするが、思いとどまる」という別の展開が用意されていたことを明かした。「マットがミューズを締め落とすのと対になる予定だったんです」。

しかし、撮影時間が足りなくなり、フィスクの「感情を前面に出す」演出に変更したとのこと。そのなかでドノフリオが行ったアドリブについて、次のように絶賛している。

「ヴィンセント(・ドノフリオ)が “フィル、もう1テイクやってくれ” と言ってきて、アダムを再び壁に激しく叩きつけるカットを撮影しました。すると彼が突然、“私のものだ!(Mine!)”と叫んだのです。その瞬間、スタッフ全員が仰天しました。あれはシリーズ全体を通して、僕が演出したなかでも特にお気に入りのシーンの一つです。彼がそのセリフを吐き出したことで、非常に個人的な感情のエネルギーが伝わりました。チャーリー(・コックス)のシーンとの対比も見事でした。」

「私のもの」が指すのは、もちろんバネッサのことだろう。シルベラも「その通りです」と認め、「『デアデビル』時代の彼を知っていればわかるように、バネッサの前で恥をかかされたというだけで、車のドアで男の首を切断するような男ですよ」と説明。「今は、自分と妻と三角関係にある男がいる。だから、彼が復讐心を抑えつけているのは、非常に大きなこと。彼がアダムにぶつけようとしている怒りを感じ取ることができますが、それでもヴィンセントは、それを抑えようとする瞬間を演じ切ったのです」。

こうして限られた撮影時間を補うばかりか、フィスクの複雑な内面までも表現したドノフリオ。彼の巧みなアドリブについて、シルヴェラは別のインタビューでも「本当にその場の感情に任せた即興のもので、瞬時に事態を一変させた」としている。

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