お造り・揚げ物・焼き魚を1度に♪三宮『とあ食堂』の定食はお酒に合わせても◎ 神戸市
トアロードから東に延びる路地に佇む、隠れ家的な創作和食居酒屋『とあ食堂』(神戸市中央区)。料理のみならず“自家製のお米”が楽しめるとのことでランチを味わってきました。
昨年10月にオープンした同店は「呑める定食屋」をコンセプトに、ランチだけでなく昼飲み利用も人気。ちょっぴりお酒が欲しくなる、魚料理を中心とした一品が登場します。
ランチは、平日限定メニュー・どんぶり・御膳を合わせて約22種類。席について“なにを食べようか♪”うれしい悩みが勃発します。なんとランチタイムはご飯・汁物・お漬け物のおかわりが食べ放題!(一部を除く)
今回は同店の名物「一汁七菜御膳」を実食しました。運ばれてきた瞬間、品数の多さに幸福度が高まります。
魚料理は、お造り・揚げ物・焼き魚の3種類が大集合。どれも捨てがたいジャンルなので、1度に楽しめるのはうれしいですね。
サクサクの「アジフライ」は甘酢あんかけでさっぱりと、「いわしの一夜干し」は、大根を鬼おろしで粗く削り、有馬山椒を添えて。がつんとした味わいを地酒やオーガニックワイン、クラフトジンなどに合わせて堪能する人も多いそう。
魚はあえての大阪の市場で毎日買い付け。神戸では釣れにくい刺身も提供されるとのことで、この日は脂のり抜群の鰹のタタキ・真鯛・しめ鯖が登場しました。
米は店主の実家で育てた明石産「キヌヒカリ」を使用。農薬を極力減らして育て、粘りが少なくぱらっとした口当たりが特徴です。ガスで炊飯することで旨みが増し、“ご飯がおいしい定食屋さん”って何度でも通いたくなりますね。
汁物は日替わりで、みそ汁には「信州味噌」を採用。すっきりとした味わいで、淡路のたまねぎやさつまいも、しめじなど季節の具材がごろっと入っています。
野菜は明石の「立花農園」から直送。「食べて健康になる」をモットーに手掛けた料理は、添加物や化学調味料をなるべく使わず素材の旨みを生かします。漬け物も手作りでご飯のおともになること間違いなし♪
ランチの予約も可能。食後のコーヒーを追加してゆっくり過ごすのも良さそうです。
店主・東海さんは、フレンチや日本料理などで経験を重ねたのちに独立。数々の物件を回ったなか、隠れ家的なこの場所にインスピレーションを感じたそうで、ここで勝負することに決めたのだとか。
和食のイメージとは対照的に内装は洋風に。東海さんは「飲食店という使い方のみならず、店内で写真を撮って仲間同士で楽しんでいただいたり、新たなデートスポットにもなれば」と微笑みます。
客層はほとんど女性で、1階のカウンターではひとり飲みもしやすそう。打って変わって和モダンな2階は席間にゆとりを持たせて贅沢な空間に。
今後は、米作りが落ち着いている時期に野菜を育てたり、朝ごはんの提供も検討中。同時に朝ごはんを食べたあとで学生の勉強スペースとしても活用してもらえたらとのことです。
場所
とあ食堂
(神戸市中央区下山手通2-14-2)
営業時間
11:30~14:30(L.O.14:00)、18:00~23:00(L.O.22:00)
定休日
月曜、祝後日