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9秒79でハイレベル決戦制したライルズ

パリオリンピックの陸上男子100メートル決勝が4日（日本時間5日）に行われ、ノア・ライルズ（アメリカ）が9秒79で金メダルに輝いた。

2位のキシェーン・トンプソン（ジャマイカ）も9秒79、3位のフレッド・カーリー（アメリカ）は9秒81の大混戦。ファイナリストの8人全員が9秒台というハイレベルなレースとなった。

日本期待のサニブラウン・アブデル・ハキームは準決勝で自己ベストの9秒96をマークしたものの無念の4着。1932年ロサンゼルス大会6位の吉岡隆徳以来、日本勢92年ぶりとなる決勝進出は果たせなかった。

オリンピック陸上男子100メートルの歴代優勝者とタイムは以下の通りとなっている。

1896年アテネ　トーマス・バーク（アメリカ）12秒0
1900年パリ　フランク・ジャービス（アメリカ）11秒0
1904年セントルイス　アーチー・ハーン（アメリカ）11秒0
1908年ロンドン　レジー・ウォーカー（南アフリカ）10秒8
1912年ストックホルム　ラルフ・クレイグ（アメリカ）10秒8
1920年アントワープ　チャールズ・パドック（アメリカ）10秒8
1924年パリ　ハロルド・エイブラハムス（イギリス）10秒6
1928年アムステルダム　パーシー・ウィリアムズ（カナダ）10秒8
1932年ロサンゼルス　エディ・トーラン（アメリカ）10秒3
1936年ベルリン　ジェシー・オーエンス（アメリカ）10秒3
1948年ロンドン　ハリソン・ディラード（アメリカ）10秒3
1952年ヘルシンキ　リンディ・レミギノ（アメリカ）10秒4
1956年メルボルン　ボビー・モロー（アメリカ）10秒5
1960年ローマ　アルミン・ハリー（東西統一ドイツ）10秒2
1964年東京　ボブ・ヘイズ（アメリカ）10秒0
1968年メキシコシティー　ジム・ハインズ（アメリカ）9秒95
1972年ミュンヘン　ワレリー・ボルゾフ（ソビエト連邦）10秒14
1976年モントリオール　ヘイズリー・クロフォード（トリニダード・トバゴ）10秒06
1980年モスクワ　アラン・ウェルズ（イギリス）10秒25
1984年ロサンゼルス　カール・ルイス（アメリカ）9秒99
1988年ソウル　カール・ルイス（アメリカ）9秒92
1992年バルセロナ　リンフォード・クリスティ（イギリス）9秒96
1996年アトランタ　ドノバン・ベイリー（カナダ）9秒84
2000年シドニー　モーリス・グリーン（アメリカ）9秒87
2004年アテネ　ジャスティン・ガトリン（アメリカ）9秒85
2008年北京　ウサイン・ボルト（ジャマイカ）9秒69
2012年ロンドン　ウサイン・ボルト（ジャマイカ）9秒63
2016年リオデジャネイロ　ウサイン・ボルト（ジャマイカ）9秒81
2020年東京　マルセル・ジェイコブス（イタリア）9秒80
2024年パリ　ノア・ライルズ（アメリカ）9秒79

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記事：SPAIA編集部